予定どおりですが大赤字の実績が出ました。
『韓国電力公社』の2021年第3四半期の結果です。以下をご覧ください。
↑GoogleChromeの自動翻訳ですのでヘンなところがありますがご寛恕ください2021年第3四半期
総売上:16兆4,622億1,900万ウォン
(約1兆5,968億円)
営業利益:-9,366億9,100万ウォン
(約-909億円)
当期純利益:-1兆258億8,500万ウォン
(約-995億円)2021年累計(第3四半期まで)
総売上:45兆564億3,400万ウォン
(約4兆3,704億円)
営業利益:-1兆1,298億3,200万ウォン
(約-1,096億円)
当期純利益:-1兆5,813億2,200万ウォン
(約-1,534億円)⇒データ引用元:『韓国金融監督院DART』公式サイト
『韓国電力公社』はその傘下に以下の6つの発電会社を持つ、韓国の電力インフラを一手に握る重要な会社です。
『韓国中部発電』
『韓国東西発電』
『韓国西部発電』
『韓国南東発電』
『韓国水力原子力発電』
その重要な会社の業績が上掲のとおり、大赤字に転落しました。
昨年の大幅黒字からなぜ大赤字に転落したのか?
昨年、2020年第3四半期までの累計業績は以下のとおり黒字でした。
総売上:43兆8,770億3,700万ウォン
(約4兆2,561億円)
営業利益:3兆1,525億6,900万ウォン
(約3,058億円)
当期純利益:1兆5,077億8,400万ウォン
(約1,463億円)
※データ引用元は同上
2020年には営業利益で「3兆1,526億万ウォン」あったのに、2021年には「-1兆1,298億3,200万ウォン」の赤字です。
天地で4兆2,824億ウォン(約4,153億円)もの業績の悪化です。いったい何があったのでしょうか?
全ては韓国政府のせい
これはひとえに韓国政府のせいです。
そもそも『韓国電力公社』は赤字基調だったのですが、昨年は電気買い取り価格を下げ、また原油価格の歴史的な暴落があり、燃料価格が下がったのです。この2つのコストダウンによって、同社は大幅な黒字を達成することができました。
また、韓国政府が燃料価格が上昇した場合には、コストを電気料金に反映する、としました。これによって『韓国電力公社』の経営は安定するはずだったのです。
ところが、2021年は昨年から一転。
原油価格はうなぎ上りに上昇し、今も高値です。慌てた韓国政府が、先に決定したのに電気料金の値上げを凍結。発電会社は燃料の高騰で赤字に転落し、それがこの結果になったのです。
国民生活を鑑みたといえば聞こえはいいのですが、国民の人気取りであり、ポピュリスム政治だという指摘もあります。『韓国電力公社』の大赤字は結局のところ国民の税金で補てんます。
(吉田ハンチング@dcp)