2025年03月22日(土)、韓国で「尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の弾劾反対」派と「尹弾劾賛成・推進」派、それぞれの大集会が開催されました。
Money1でもご紹介しているとおり、韓国では毎週末、大集会を開くのが通常運転となっています。
弾劾反対・賛成、どちらの派も、国民に対して「こっちが多数派です」とアピールしないとならないため、「敵」より多くの人数を集められるのか？――がポイントになっています。特に左派・進歩系側では「絶対に（人数で）負けられない戦い」になっています。
↑こちらは弾劾反対派の大集会。
ただし、左派・進歩系の弾劾賛成・推進派は押し負けています。
03月22日(土)、両陣営が警察に申請した集会計画によると、両陣営の参加人数計画は以下のようになっていました。
「退陣非常行動」：10万人
「民主労総（民主労働組合総連盟）」：1,000人
小計：10万1,000人
＜＜弾劾反対派＞＞
「大国本（大韓民国立て直し国民運動本部）・自由統一党」：20万人
「国民護憲団」：3,000人
「SAVE KOREA（セイブコリア）：2万人
小計：22万3,000人
あくまで自己申告で、ソウル市内だけの数字ですが、上掲のとおり計画段階で左派・進歩系集会は人数で負けています。
↑こちらは「尹大統領 即時弾劾」の皆さん。
北朝鮮の指示を受けているとされる『民主労総』を動員しても、集会の人数で負けている左派・進歩系ですが、『共に民主党』の党首・李在明（イ・ジェミョン）さんの「将来の政治指導者選好度」の支持率は、以下のようにTopです。
李在明（イ・ジェミョン）：36％
金文洙（キム・ムンス）：9％
呉世勲（オ・セフン：ソウル市長）：4％
洪準杓（ホン・ジュンピョ：大邱市長）：4％
李俊錫（イ・ジュンソク：アホの子）：1％
データ出典：『韓国ギャラップ』（調査日：2025/03/20）
↑윤석열 대통령 탄핵 각하（尹錫悦大統領 弾劾棄却）のプラカードを掲げる断崖反対派の集会。星条旗も掲げられています。
2025年03月24日(月)には、韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理（首相に相当）の弾劾訴追に対して、憲法裁判所が判断を下します。
03月26日(水)には、李在明（イ・ジェミョン）さんに対する「大統領選挙中にウソをつきましたね」裁判の第2審の判決が出ます。
尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領に対する憲法裁判所の判断が今週末の28日(金)に出るのなら、毎週土曜日に開催されてきた大集会もこれが最後になるかもしれません。
もっとも、尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の罷免決定になったら、膨れ上がった「弾劾反対」派は怒りのあまり憲法裁判所を（物理的に）破壊するかもしれません。弾劾を合憲と判断した判事は身の危険すらあるでしょう。
弾劾棄却になったとしても、今度は左派・進歩系の集団からの殴り込み（左巻きの人たちは暴力やテロを厭いません：なにせ自家製爆弾投擲犯が国会法制委員会の現委員長をやっています）、『共に民主党』議員から政治的な圧力を掛けられることになるでしょう。
どっちになっても国を二つに分ける「物理力を行使する闘い」になる可能性があります。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
