「キャッシュ・カウ(cash cow)」という言葉はそのまま訳せば「現金を生む牛」ですが、一般には「ドル箱」「金のなる木」また「財源」という意味です。つまり「安定した利益を上げることのできる事業・商売」のことを指します。
人間に対して使うこともあって、
The singer deemed a cash cow for the record label.
その歌手はレーベルのドル箱だ。
その歌手はレーベルのドル箱だ。
といった例文が辞書にも掲載されているでしょう。
経済ニュースで使われる場合には「成熟市場で高い市場シェアを取っている商品(あるいはサービス)」のことを指すこともあります。これはマーケティング・スタディからくる定義。成熟市場は成長性こそ低いですが安定してます。そこで高いシェアを持ってる商品があれば、安定した収益を上げ続けることが可能。つまり「ドル箱」商品です。
キャッシュ・カウを有する企業は基盤がしっかりしています。キャッシュ・カウによって収益を上げ、利益の一部を別の市場向け商品開発や新規投資に向けることができるというわけです。
(柏ケミカル@dcp)