興味深いデータが出ました。
2024年06月18日、投資と移住の専門家（コンサルティング会社）『Henley & Partners（ヘンリー・アンド・パートナーズ）』が、「Wealth Migration Report 2024」を公表しました。
「流動性投資可能資産100万米ドル以上」を保有する人を資産家として定義します。この人たちがどの国からどの国へ移住しようとしているのかなどを予測しています。
このリポートの中に「韓国、台湾、ベトナムが億万長者流出トップ10入り」という目を引く見出しがあります。
資産家がどの国から逃げ出そうとしているのか、Top10を見ると以下のようになっています。
・これらは 2024 年通年の暫定数値です。2024 年 6 月までの HNWI の年初からの動向に基づいています。数値は 100 に最も近い数値に丸められています。
・「百万長者」および「HNWI」とは、100万米ドル以上の流動性のある投資可能な資産を持つ個人を指します。※数字は純流出であることに注意してください。入ってくる人と出てくる人の収支です。マイナスの場合は純流出になります。
⇒参照・引用元：『Henley & Partners』公式サイト「Wealth Migration Report 2024」
1位の中国は「さすが」の貫禄ですが、韓国は急に4位に入りました。同リポートでは以下のように説明しています。
4位の韓国は、2024年に1,200人の富裕層が国外へ純移住するという記録的な数字になる。
韓国の製造業やハイテク産業が何十年にもわたり新たな富豪を生み出し、韓国の創造的経済や音楽、映画、ドラマの世界的な爆発が新たな富を生み出している一方で、核武装した北朝鮮が隣にあるという現実が、最も裕福な国民でさえ移住を促す要因となっている。
お金持ちが流出する原因について、「北朝鮮」としていますが、果たしてそれだけでしょうか。
お金持ちが逃げ出すということは、資本も逃げ出すということで、まあ普通はいいことではありません。「こんな国にはいられない。金持って逃げちゃおう！」ですから。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
