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国債の利回りは国ごとに全然違う! なんと14%超な国も

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国債利回りは発行した国の政府の信用度を図るものとして見ることも可能です。例えば、日本政府の発行する日本国債10年ものの利回りは2019年09月02日16時10分時点で「-0.266%」ですが(データは『Investing.com』より引用)、もし日本が近い将来破綻すると考えられているなら、こんな低い利回りには止まっていないはずです(額面利率と利回りは異なることに注意してください)。

国債というのは、当然ですがその国の政府が「デフォルトを起こさない」と信用できなければ買ってくれません。また、買ってもらうためには「利率」がとても重要です。例えば、しばしばリスクフリーとされる「アメリカ合衆国の国債」と同じ利率だったら、誰もが合衆国の国債を買いますよね。合衆国よりも信用のない国が国債を発行する場合には、買い手が魅力を感じるように合衆国よりも利率を上げないといけません。

というわけで、信用のない国ほど国債の利回りが良くなるわけです。先の日本国債と同じく10年ものの利回りが、現在高い国を挙げてみましょう。

インド:6.556%
インドネシア:7.328%
ウガンダ:14.250%
エジプト:14.710%
ケニア:11.705%
コロンビア:5.888%
スリランカ:10.150%
トルコ:15.690%
ナイジェリア:14.130%
ナミビア:9.597%
バングラディシュ:9.300%
パキスタン:13.232%
ブラジル:7.44%
メキシコ:6.970%
ヨルダン:6.343%
ロシア:7.160%
南アフリカ:8.170%

見事に新興国、発展途上国ばかりですが、国債というのはそういうものなのです。

(柏ケミカル@dcp)