韓国は不景気。製造業の電気使用量が減っている。

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李克強指数みたいな話です。

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李克強指数とは、上掲記事でご紹介しましたが――そもそも中国のGDP成長率の数字は操作されているので、アテにはならない――と当時、遼寧省のトップ(遼寧省人民代表大会常務委員会主任)だった李克強さんが述べたことに由来します。

では、アテにすべき数字とは何かといえば、李克強さんは3つ挙げて、その中の一つは「電力消費量」です。

もっとも今回ご紹介するのは、韓国です。

韓国は現在大変な不景気ですが、その証拠となる数字が2024年11月14日出ました。

『韓国電力公社』(以下『韓国電力』と表記)は、2024年09月の電力販売量のデータを公表。この中に、製造業のデータがあります。以下がリリースの中にあるグラフの一つです。

ユーザー別の電力販売量ですが、ご注目いただきたいのは「製造業」です。

⇒参照・引用元:『韓国電力』公式サイト「電力統計月報」

グラフの基になっているのが以下の表組です。


↑黄色のマーカーが「製造業」2024年の「対前年同期比の増減」です。

⇒参照・引用元:『韓国電力』公式サイト「電力統計月報」

ご注目いただきたいのは、製造業の電気販売量の「対前年同期比の増減」です。

2024年は06月に「+5.9%」を記録した以外は全月で対前年同期比がマイナスです。

製造業で使用される電力量が減少しているわけで、つまり生産量も減少しており――つまるところ景気は良くない、と判断できます。

韓国の景気は対前年比で悪くなっていると見られるわけです。

(吉田ハンチング@dcp)

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