韓国で内需が弱っています。
2022年03月02日、韓国の統計庁が公表したデータは不安を感じさせる内容です。以下をご覧ください。
(前略)
□ (生産) 全産業生産は鉱工業*(0.2%)などで増えたがサービス業**(-0.3%)などで生産が減り、前月比0.3%減少*半導体、自動車などで増加
** 金融・保険、専門・科学・技術などで減少□(消費)小売販売は乗用車、衣服などで販売が減り、前月比1.9%減少
□(投資)設備投資は運送装備投資が増え、前月比2.5%増加
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2022年01月の産業活動動向」
ご注目いただきたいのは、消費が「1.9%」も減少している点です。
「-1.9%」は2020年07月以来最大の減少幅です。
統計庁は、
・乗用車と耐久財の販売の急減(-6.0%)
・平年より高い昼間の気温と寒波日数の減少で衣服など準耐久財の販売が減少(-3.4%)
・平年より高い昼間の気温と寒波日数の減少で衣服など準耐久財の販売が減少(-3.4%)
と説明しています。まだ01月の結果が出ただけですが、韓国経済にとって不安な数字です。これが一時的なもので済まない場合には懸念が高まります。
GDPは以下のように求められます。
消費が弱っており、純輸出は読者の皆さまもご存じのとおり貿易赤字、あるいは薄い黒字と減少傾向です。企業の投資(01月は2.5%増加)、政府支出が支えないといけない状況になっています。
次に誰が大統領になってもお金はまくつもりでしょうが、これで企業の投資が減少するなら、政府の支出頼みになるかも……です。
消費の弱体化には以降も注目しなければなりません。
(吉田ハンチング@dcp)