特に欧米メディアで、アメリカ合衆国と中国で「関税についての交渉」が行われ、合意に達する可能性があるかも――という報道があったりします。
しかし、中国外交部は、これを真正面から否定しました。
2025年04月24日の中国外交部の定例記者ブリーフィングにおいて、いかにも小役人然とした報道官が以下のように発言しています。
『フェニックステレビ』記者:
最近、アメリカ合衆国と中国が交渉中で、合意に達する可能性もあるとの報道が合衆国からありました。双方が交渉を開始したかどうか確認できますか?
郭嘉昆報道官:
それらはすべてフェイクニュースです。私の知る限り、中国と合衆国は関税問題に関して合意に達するどころか、いかなる協議も交渉も行っていません。
この関税戦争は合衆国によって始められました。中国の態度は一貫していて明確です。
もし戦いたいのであれば、我々は最後まで戦います。話したいなら、ドアは開いています。
対話と交渉は平等・尊重・互恵の原則に基づくべきです。
――というわけで、合意に達するどころか、交渉などしていないというのが、中国外交部の認識です。
(吉田ハンチング@dcp)