韓国「投票用紙が足りませんでした」から機動隊投入の大騒動。中央選挙管理委員会Topが辞意を表明する事態に発展!⇒ 大学生が怒りを表明「選挙権の侵害だ」

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2026年06月03日、韓国では全国地方同時選挙が行われました。結果は先にMoney1でもご紹介したとおり、与党に成り上がった『共に民主党』の圧勝ともいうべき結果でした。

しかし、選挙管理委員会がやらかしました。

Money1でもこれまで何度も触れてきましたが、韓国の中央選挙管理委員会というのはまったく信用できない組織です。憲法裁判所の判断によって監査も免除されているため、アンタッチャブルでブラックボックス。

中がどうなっているのか誰にも分かりません。

その上、不正選挙が行われている(あるいはスルーしている)というウワサ・指摘は跡を絶ちません。

読者の皆さまもすでに「今回の選挙で、一部投票所で投票用紙が足りなくなり、投票できなかった人が多く出た」というニュースをご存じかもしれません。

これだけなら「また韓国の選挙管理委員会が……」だったかもしれませんが、事態はそれで済みませんでした。

「不正選挙が行われたのではないか」「選挙権の侵害だ」として、投票書に残された投票用紙を外に搬出させまい――と市民が大挙して盾になりました。

結局、中央選挙管理委員会の委員長が辞任する(トンズラしやがった!)事態にまで発展しました。

今回の選挙で何があったのか?

以下に時系列をまとめます。

6.3全国同時地方選挙 投票用紙不足事件の時系列
中央選挙管理委員会を「中央選管」と略して表記します。

06月03日 午前11時40分頃
松坡区選管が「投票率が上がっている。今後、投票用紙が不足したらどうするか」とソウル市選管に問い合わせました。後に、中央選管は「この時点で不足が発生していたという意味ではない」と説明しています。

06月03日 午後2時頃
不足が見込まれる投票所向けに、無番号の予備投票用紙の追加払い出しが始まりました。

午後2時17分~2時25分ごろ
松坡区のカカオトーク連絡網で、蚕室2洞の投票所から「投票用紙が不足している」、蚕室4洞の投票所から「残り35枚で待機者も多い」と連絡が入りました。

選管側の対応は遅れました。

午後4時30分頃
松坡区文井2洞第2投票所などで、投票用紙不足により投票が一時中断しました。


↑投票用紙不足で投票できず、一部の投票所の周りには長蛇の列ができました。

午後4時45分~4時48分頃
可楽2洞の投票所から「残り17枚」と連絡があり、その後、複数投票所で「投票が中断された」との連絡が相次ぎました。

午後6時以降
通常の投票終了時刻を過ぎても、松坡区など一部投票所では待機者の投票が続きました。中央選管は「待機中の有権者は投票締切時刻後も正常に投票できる」と説明しました。

午後10時頃
松坡区蚕室7洞第2投票所では、投票用紙不足により投票時間が午後10時まで延長されました。

その後、選管側が投票箱を開票所へ移そうとしたところ、一部市民や保守寄りユーチューバーらが「投票箱搬出阻止」を主張して集まり、投票箱の搬出ができなくなりました。


↑投票所を取り囲み、投票箱の搬出を阻止する市民の皆さん。

06月04日未明~
松坡区蚕室7洞第2投票所では、投票箱2個が開票所へ移送できない状態が続きました。『聯合ニュース』は、未搬出の投票箱2個に約2,000票が入っていると選管が説明。

06月04日 午前
中央選管は、投票用紙不足は「選挙延期」や「再選挙」の事由には当たらず、開票中断もできないとの立場を示しました。

06月04日 午後
MBCは、松坡区蚕室7洞投票所で「開票中断」を求めて立ちはだかった人々により、投票箱を開票所へ移せない状態が継続。

06月04日 午後2時頃
李在明(イ・ジェミョン)大統領は、青瓦台で開かれた第36回首席補佐官会議で、6.3地方選挙の投票用紙不足について「民主共和国で何より徹底されるべき選挙管理に、納得しがたい穴が生じたことに非常に大きな遺憾を表明する」と述べました。

さらに、行政部が持つ権限と責任を使い、発生理由と責任を明確にし、参政権が損なわれる事態の再発防止策を早急に準備するよう指示しました。

06月04日 午後
李在明(イ・ジェミョン)に指摘された中央選管は、外部専門家中心の真相究明委員会を設置し、投票録や現場関係者の証言を確認して、原因・責任・再発防止策を明らかにすると発表。


↑投票箱回収のために警察機動隊が投入され、阻止する人々を強制排除しました。

06月05日 午前8時50分~8時54分頃
警察機動隊約1,000人が松坡区蚕室7洞第2投票所に投入され、投票箱搬出を阻止していた人々を排除しました。

投票箱2個は開票所へ移されました。

06月05日
中央選管は、投票用紙を追加送付した投票所が、

全国67カ所
実際に不足した投票所が50カ所
一時的に投票が中断された投票所が22カ所

――だったと発表しました。松坡区だけでも15カ所に追加送付され、実際に不足したのは14カ所でした。

06月05日 正午頃
金民錫(キム・ミンソク)国務総理(首相に相当)は、投票用紙不足について「到底看過できない」「K民主主義に対する重大な挑戦」とし、捜査を含むあらゆる手段で真相を究明し、厳重に責任を問うと表明。

「必要なら国会の国政調査や特別検察も通じて究明と制度改善を行うべきだ」とも述べました。

06月05日 午後
中央選管の盧泰嶽(ノ・テアク)委員長は国民向け謝罪を行い、辞意を表明しました。ホ・チョルフン事務総長も辞意を表明しました。


↑2026年06月05日、盧泰嶽(ノ・テアク)中央選挙管理委員長が投票用紙不足事態に関する国民向け謝罪を行いました。

今回の警察機動隊投入 ⇒ 市民が排除されるまで、を韓国メディア『KBS』が生中継していました。以下がYouTubeに上がった動画です。

↑YouTube『KBS』チャンネルLIVE「『蚕室7洞投票所』警察機動隊投入・解散措置開始」

抵抗する市民がつまみ出されていきます。

大学生が怒りの声を上げる!

非常に興味深いのは、本件について大学生の皆さんが怒りの声を上げていることです。


↑投票所の入口の上に「투표 없는 선거(投票なき選挙)」というスローガンが掲げられています。

06月03日夜
投票用紙不足が発生したという情報が拡散され、大学コミュニティー(Everytime)で、

投票できず帰った
民主主義の根幹が揺らいだ
なぜこんなことが起きる

という投稿が急増。

「Everytime」は韓国の大学生向け匿名コミュニティーアプリです。

06月04日午前
『延世大学』では、総学生会の対応を求める実名声明が学生コミュニティー上に掲載されました。

声明文では、

松坡
江南
広津
銅雀

――などで有権者が投票できなかった事態を問題視し、「単なる行政ミスではなく参政権侵害」と主張。

06月04日午後
複数大学でオンライン署名運動が始まったと報じられました。

報道で名前が確認できるのは、『ソウル大学』、『延世大学』です。

06月04日
『韓国外国語大学』の韓国外国語大学校ソウルキャンパス総学生会中央運営委員会が、選挙管理委員会を批判する声明を出しました。

06月05日
『高麗大学総学生会』が、「時局対応案件」として本件を審議対象に載せたことが報じられました。

06月05日以降
大学街では、

原因究明要求
責任者処罰要求
再発防止要求

が拡大していると報じられています。

面白いのは、これらの動きが既存の有名左派・進歩系学生団体ではないところから起こっている点です。

過去に火炎瓶を投げていらっしゃった皆さんが現在の韓国の「エラいさん」になって韓国政府を独裁しているわけですが、「既得権益層」に成り上がった連中とは無縁の若き大学生の皆さんが怒りの声を上げています。

非常に面白い構図です。

(吉田ハンチング@dcp)

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