小ネタかもしれませんが、韓国の政治家が朝鮮半島の見通しについてどのように考えているのかが分かる話ですので、ご紹介します。
2021年08月19日、『共に民主党』に次期大統領候補である李洛淵(イ・ナギョン)さん(上写真)が同党の初当選議員の会合に出席し、以下のように述べたとのこと。
「来年2月、北京オリンピックの開会式で、南北首脳が北京で会談する可能性がある」
「北京オリンピック」は2022年02月04~20日の開催です。
中国開催なので北朝鮮も参加するでしょう。その際に、南朝鮮・北朝鮮の首脳が会談を行うのではないか、という予測です。
韓国の次期大統領選挙は2022年03月ですので、02月中はまだ文在寅大統領です。確かに、もしここで南北首脳会談が行われたら、文大統領の希望は叶うことになります。
ただし、現在、アメリカ合衆国では超党派で「北京五輪のボイコット」について議論が盛り上がっており、イギリスも同じです。EU域内においても「どうしたものかね」となっています。
少なくとも「開会式には参加しない」となれば、自由主義陣営の首脳がほぼいない中、南朝鮮の文大統領は開会式にいる、という珍景が出現する可能性があります。
親北・反米の文大統領は本望かもしれませんが、韓国民の皆さんが同じように感じるかは甚だ疑問です。
もし、そのような珍景が現れた場合、「韓国は中国チームに入った」と世界に印象付けることにならないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)