↑2019年時の写真ですが、この習近平さんの「トランプさんを見る目つき」が絶品です。
韓国メディア『朝鮮日報』が興味深い社説を出しています。
次の大統領は李在明(イ・ジェミョン)と目されているが、それよりも「中国」の方が怖い――という主旨です。
以下に冒頭部分を引いてみます。
最近、「もし李在明(イ・ジェミョン)共に民主党候補が大統領になったら、この国はどうなるのか」という心配の声を多くの場で聞く。
李候補を支持する約50%の国民はそうではないだろうが、保守層や企業関係者の間では不安の声が大きいようだ。
李候補の「企業より労組優先」の姿勢、伝統的な韓米日協力とは異なる対外政策、時折見せる冷酷さ、信頼を得にくい言動などが問題視されている。
最近、李候補はこのような指摘とはまったく異なる姿を見せているが、それが選挙向けなのかどうかは、間もなく明らかになるだろう。
しかし、李候補に対する不安が一段落すると、必ずと言っていいほどもう一つの懸念が語られる。
「中国のせいで、みんな滅びる」という悲鳴である。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「’이재명’보다 백 배는 심각한 중국」
李在明(イ・ジェミョン)さんに対する不安が一段落すると……と書いていますが、まだ一段落などしていません。
これから本番で、この前科4犯・病的なウソつきが大統領になった日には、そこから5年間は絶望の日々なので※、一段落するのはずーっと先です。
※李在明(イ・ジェミョン)さん支持者にとっては夢のような日々なのでしょう(アッハハハハ)。
李在明(イ・ジェミョン)さんのことはともかく、「中国のせいでみんな滅びる」は正しいです。今気付いてももう遅いのですが、自分たちが「転落していくんだ」と理解していることは重要でしょう。
記事はまさに嘆き節のオンパレードで大変に面白く、ぜひ元記事を読んでいただきたいのですが、一部を以下に引いてみます。
(前略)
産業通商資源部の元幹部は最近、中国出張で受けた衝撃が連続だったと語る。共産党独裁体制を除けば、ほとんどの分野で韓国を追い越している現状が恐ろしいほどだったという。
企業で問題が起これば、社長の命令で技術者たちが1〜2週間会社に泊まり込みで問題解決に取り組むのは当たり前だという。
それは、かつての韓国にもあった姿だ。
ある大学の元副学長は、最近東南アジアで韓国の電子業界幹部たちから涙混じりの悲鳴を聞いたという。
既存製品のほとんどが中国企業に急速に市場を奪われており、対応が難しいとのこと。別の事業に転換しようとしても、すべての道が中国企業の壁に阻まれているという。
(中略)
『SKグループ』崔泰源(チェ・テウォン)会長は、この危機を一言で表した。
最近のKAISTでの講演で、「中国のスピードを見ると、われわれは追いつけずにやられてしまう可能性が高い」と述べた。「中国がわれわれを殺しにかかっている」ということだ。
産業研究院によれば、韓国は13の主要製造業種すべてで世界6位以内に入っている。7業種では日本を上回った。しかし問題は、半導体を除く12業種すべてで中国に劣っている点だ。
(中略)
中国の製造業は韓国の製造業とほぼ重複している。
韓国が手掛ける産業をそのまま真似し、一つずつ呑み込んでいくようにも見える。
他国にとって中国の台頭は徐々に迫る脅威だが、韓国にとっては「明日食べるものがなくなる」現実かもしれない。
(後略)
傑作なのは「韓国が手掛ける産業をそのまま真似し、一つずつ呑み込んでいくようにも見える」というのが、「日本の技術を剽窃してきた」かつての韓国と丸っきり被っている点です。
日本をすっかりコピーしようとした韓国が、今度は中国にコピーされ、「明日食べるものがなくなる」かも……というところまで追い詰められているのです。
日本を丸ごと剽窃して「日本の劣化コピー国家」を造ろうと図り、「自称先進国」まできたのですが、もうこの先はありません。
誰が大統領になろうが、この「もう袋小路」という現実は変わりません。
李在明(イ・ジェミョン)さんが、進んで国難の舵取りを引き受けようとしているのですが(本人は「監獄に行きたくないだけ」です)、面白いからやらせてみればいいでしょう。
※尹錫悦(ユン・ソギョル)さんはちょうどいいタイミングで大統領から逃げた――という見方だってできます。
世界に誇る「K-民主主義」がどんな素晴らしい経済的転落を見せるのか、要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)