中国「韓国は中国の味方をした方がいいぞ」

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読者の皆さまも他メディアの記事ですでにご存じのことでしょうが、一応記事を出します。

『Financial Times』が「Is South Korea’s economic miracle over?(韓国の経済的奇跡は終わったの?)」という記事を出しましたが、これを中国共産党の英語版御用新聞『Global Times』が取り上げました。

韓国の皆さんが嫌になるほど「韓国に対する揶揄表現」に満ちた記事で、韓国を下に見る態度が如実に表れています。例えば、冒頭から以下のような調子です。

Proud South Korea, which has been yearning for a spot in the Group of Seven (G7), is not invited to this year’s G7 summit set for June in Italy.

グループ・オブ・セブン(G7)入りを熱望してきた誇り高き韓国は、6月にイタリアで開催される今年のG7サミットに招待されていない。

⇒参照・引用元:『Global Times』「South Korea’s shattered G8 dream shows West is not that into it」

自国を過大評価してやまない韓国を「proud South Korea」と揶揄しています。

以下に同記事にある揶揄表現を引いてみましょう。

(前略)
土曜日遅くに発表されたプレスリリースの中で、韓国大統領府は、G7の会議にはテーマに基づいて各国が招待され、今年のG7の議論の主要テーマはアフリカと地中海地域に関する問題であったと述べた。

恥ずかしさを隠すための懸命な試みのように聞こえる。しかし、韓国の野党はその葉っぱをはがした。

(中略)

それゆえ、招待されなかったことは、韓国の外交的方向性と自己評価に対する確かな打撃となった。

この結果は、ソウルが思っているほど韓国が西側諸国から重要視されていないことを証明している。

(中略)

だから、あれだけの外交努力の末に尹が招待を取り付けられなかったのは、尹政権の生々しい失敗なのである。結局のところ、韓国が最近直面した外交的挫折は、G7から鼻であしらわれたことだけではない。

(中略)

今回、韓国のG8の夢は砕け散ったが、この恥ずべき動きは、ソウルの過去の誤解からの警鐘となるはずだ。

(中略)

Zhan氏は、G7についての話は、多くの西側諸国が韓国を真剣に受け止めていないことを示している。多くのグローバルな問題において、韓国は発言権を持たない。欧米諸国から必要とされるのは、そのツケを払うときだけなのだ。

(中略)

⇒参照・引用元:『Global Times』「South Korea’s shattered G8 dream shows West is not that into it」

「葉っぱ」はいわずもがな股間を隠すためのイチジクの葉のことでしょうが、「韓国のG8の夢は砕け散った」など韓国を挑発するような表現に満ちた記事です。

しかし、この『Global Times』の記事は韓国を揶揄するだけのものではありません。いいたいことは「西側、自由主義陣営にいても韓国は大事になどされないぞ」であって、「中国に味方する方がいいぞ」です。

それは以下のような部分に表れています。

(前略)
かつて韓国がG7から言い寄られたのは、中国との友好関係がソウルの戦略的価値を高めていたからに他ならない。

(中略)

しかし、ユンはそのことに気付いていない。韓国が本当に世界から尊敬されたいのであれば、その努力はG7に集中するのではなく、中国と対立するアメリカ合衆国に盲従するのをやめ、韓国の利益のために成熟した決断を下すことに集中すべきである。

世界のハブ国家になるためには、確固たる背骨が必要なのだ。

⇒参照・引用元:『Global Times』「South Korea’s shattered G8 dream shows West is not that into it」

世界から韓国が認められるには「確固たる背骨が必要なのだ」などと書いていますが、なんのことはない、その背骨というのは「中国であるべき」といっているに過ぎません。

韓国が自由主義陣営国、またG7から認められるために「確固たる背骨」が必要なのは同意できますが、その背骨は「中国との友好関係」などではなく、しっかりと自由民主主義に立脚した国として自立することです。

最大野党『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)さんが言うような「台湾に謝謝、中国にも謝謝と言っときゃいいんだ」みたいな姿勢では、それはG7や自習主義陣営国から認められたりはしないでしょう。

もっとも、中国にとってはそのようないい加減な人物でも現在の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領よりはマシということで、歓迎はされるに違いありません。

「韓国の奇跡は終わったの?」とFinancial Timesも言う。
もう何度だっていいますが「韓国の夏は終わった」のです。2024年04月22日、イギリスの経済紙『Financial Times』が韓国について「Is South Korea’s economic miracle over?(韓国の奇跡はおし...

追記
『Global Times』の記事には「日本が韓国のG7入りを邪魔しているのだ」という日韓の離間工作も入っています。日本人からすると驚きなのですが、韓国では「韓国はすでに実力十分なのだが日本が邪魔をするのでG7に入れないのだ」という噴飯ものの主張がまかり通っています。「ばっかじゃねえの」という主張ですが、ことほどさように韓国人は自国を過大評価しているのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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