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韓国「尹大統領と韓東勳党首が会談」81分の長丁場。世にもあほらしい疑惑追求をいつまでやるか

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2024年10月21日、韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と『国民の力』代表の韓東勳(ハン・ドンフン)さんが会合を持ちました。


↑韓東勳(ハン・ドンフン)『国民の力』党首(左:月亭方正似)と握手を交わす尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領。

これは、韓東勳(ハン・ドンフン)さんが先月からいってきた「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と2人で会いたい」という希望を入れてのこと。

ただし、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長が同席していたので「二人きり」というわけにはいきませんでした。


↑尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を肯定的に見る率は激減しています。直近で22%。

この会談が実に81分にも及ぶものになり、韓国メディアがさまざまに推測を巡らせています。

韓東勳(ハン・ドンフン)党首が、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に対して、最大野党『共に民主党』が攻勢を強めている、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の奥さん・金建希(キム・ゴンヒ)さんへの疑惑について妥協を迫ったのではないか――というものです。

世にもあほらしい「金建希(キム・ゴンヒ)」疑惑

この金建希(キム・ゴンヒ)さんへの疑惑というのが、説明するのもあほらしいものなのです。

主に2つあります。

1.高級バッグの授受疑惑

金建希さんが、海外の在米韓国人チェ・ジェヨン牧師(上掲写真)から高級ブランドバッグ(約32万円相当)を贈与されたという疑惑。この贈答が賄賂にあたる可能性があるとして、野党やメディアが追及しています。

2.株価操作疑惑
金建希(キム・ゴンヒ)さんが輸入車ディーラーの株価操作に関与したとされる疑惑。

「1」は、チェ・ジェヨン牧師というが金建希(キム・ゴンヒ)さんに高級バッグを贈ったというものですが、その際この牧師はこっそり動画を隠し撮りしていました。

また、この動画を公開しました。

なぜこの牧師は動画撮影していたのでしょうか。理由は一つしか考えられません。そもそも金建希(キム・ゴンヒ)さんを嵌めようとして仕掛けたものだからです。

このチェ・ジェヨン牧師は非常に素性が怪しい人物です。

この牧師と称する男は、南北統一の活動家として知られています。南北朝鮮を行き来し、出版と講演活動を行い、『NK VISION2020』という団体を設立しています。この団体傘下の5つの機関を持ち、これを通じて国内外で対北交流事業と支援活動をしてきており、民族和解と協力運動、社会福音化運動を繰り広げています。

以下のように、北の金ちゃんファミリー三代目・金正恩の妻とされる李雪主(リ・ソルジュ)と一緒に平壌で撮影されたとされる写真が公開されました。

つまり、北朝鮮の息の掛かった人物が、北朝鮮にとって都合の悪い尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を揺さぶるために金建希(キム・ゴンヒ)をターゲットにした――と見ることができます。

恐らく脇の甘かった金建希(キム・ゴンヒ)さんは狙われたのでしょう。まだ若いので、北朝鮮の息のかかった人員、スパイがいかに韓国社会に浸透しているか、その怖さを理解していないのです。

これが世にもあほらしい金建希(キム・ゴンヒ)疑惑で、北朝鮮の罠に掛かった人を収賄で逮捕したいというのですから、最大野党の議員などはまさに親北朝鮮の輩と見ることができます。

上掲の疑惑1、2ともに検察が調査しており「事件性がない」として立件していません

にもかかわらず、『共に民主党』の輩議員は繰り返し国会に「疑惑追求のための特別検察を設置しろ」という法案を繰り返し上程しているのです。

韓国政界がいかに下らない場所であるのか、この一件だけでも分かります。本来であれば、大統領室やメディアが「ばかな話だ」で一蹴すれば済むはずなのです。

最大野党『共に民主党』(および左派・進歩系勢力とメディア)が狙っているのは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の弾劾です。

朴槿恵(パク・クネ)大統領が国政壟断というレッテルを貼られて任期途中で退任・収監に追い込まれたのと同じルートをたどらせようとしているのです。

朴槿恵(パク・クネ)さんの後、満を持して登場したのが、アンポンタンかつ無能な文在寅だったわけですが、今回、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんの後に登場するのが、同じくアンポンタン、かつ常習的ウソつきの李在明(イ・ジェミョン)さんの予定です。

もし尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が弾劾に追い込まれるようなことがあれば、世界的に赤っ恥をかくことになるでしょう。傑作な見ものになることは間違いありません。

日本人からすれば他所で行われている「珍劇」ですが、韓国の皆さんの選択なので知ったことではありません。

韓東勳(ハン・ドンフン)は馬脚を露あらわしたか?

世にもあほらしい疑惑のご紹介でずいぶん文字数を使いましたが、今回の本線に戻します。

国会で法案が「金建希(キム・ゴンヒ)疑惑を追求するための特別検察設置」法案が何度通過しようが、大統領が拒否権を発動すればいいのですが、国会で2/3の賛成があると再通過してしまいます。

そのため、『国民の力』議員は結束して『共に民主党』の法案に反対しなければなりません。

ところが、『共に民主党』が執拗に本件を追求しているので、国会でも『共に民主党』に日和る与党『国民の力』議員が出てきました。

今回韓東勳(ハン・ドンフン)党首が尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領との面談を行ったのは、党の現状を訴えて打開策を協議したものと見られます。

今回金建希(キム・ゴンヒ)さんの疑惑について、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に妥協を迫ったと見られていますが、簡単にいえばこの妥協とは「嫁を売れ」ということです。

金建希(キム・ゴンヒ)さんにスケープゴートになってもらって政権浮揚を図れ――です。

もし本当に、韓東勳(ハン・ドンフン)党首が尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領にその決断を迫ったのだとすれば、韓東勳(ハン・ドンフン)さんの輝きは失われた――といわざるを得ません。

何度でも、それこそ100回でも1,000回でも、『共に民主党』の法案など「大統領の拒否権 + 国会で2/3の賛成が得られない」のコンボを利用して廃案に追い込んでやればいいのです。

ここで左派・進歩系の輩に妥協すれば、元も子もなくなるということが理解できないのでしょうか。「戦い」というのは、徹底度がない方が負けるのです。

韓東勳(ハン・ドンフン)党首が今しなければならないのは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に「嫁をさしだせ」と妥協を迫るのではなく、『国民の力』の議員一人ひとりを説得し、「『共に民主党』の法案を徹底して廃案に追い込むこと」の同意を取りつけることです。

写真は全て第20代大統領室が公表したもの。

(吉田ハンチング@dcp)

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