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韓国・ウォン安進行を「石破ショック」と言い出す。日本のせいなの?

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Money1でも連日ご紹介しているとおり、当局がマジノ線と述べた「1ドル=1,400ウォン」手前までウォン安が進行しています。

マジノ線とか言うから抜かれるのです。


↑2024年10月25日終値時点でのドルウォンチャート。ローソク足1本が1週間の値動きを示す週足です。

上掲週足チャートのように、直近最高値の抵抗線まで来ました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

これを抜かれるかどうか……なのですが、本日は夕刻段階「1ドル=1,385ウォン」近辺まででした。

このウォン安進行は、韓国メディアによると「石破ショック」だそうです。

『朝鮮日報』は以下のように書いています。

28日、ドルウォンの為替レートが1,390ウォン台から出発した。 「トランプトレード」と「石破ショック」が重なり、1,400ウォン台を目前となったのだ。

(中略)

ドルウォン相場が取引中に1,390ウォン台を記録したのは、07月22日(取引中の最高値1,390ウォン)以来約3カ月ぶりのことだ。

ドルウォン相場が上昇したのは、ドルが強気を見せているためだ。

アメリカ合衆国大統領選挙を控え、共和党候補であるドナルド・トランプ前大統領の当選期待が高まる中、「トランプトレード」が反映されたためである。

トランプ前大統領が当選した場合、財政支出の拡大や保護貿易主義の拡大によりインフレ圧力が高まるとの懸念が出ており、その影響でドルの価値が上昇している。

また、アメリカの主要経済指標が予想より堅調に発表され、連邦準備制度の関係者たちがタカ派(金融引き締めを好む)発言を続けたことから、アメリカの追加利下げへの期待も縮小している。

この日の午後1時時点でドル指数は104.56を記録しており、4週連続の上昇を見せる中、1カ月間で約4%上昇した。

「石破ショック」と共に円が下落し、ウォンもそれに連動しているという分析が出ている。

前日に行われた日本の衆議院選挙で与党が過半数の議席を確保できなかったことで、円が弱含みとなっている。

東京外国為替市場では、この日の午後1時時点で円・ドル相場は前日より1.62円上昇(円安)した153.62円で取引されている。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「트럼프 당선 가능성, 日 자민당 참패에… 환율 다시 1400원 코앞」

トランプトレードの方はともかく、「石破ショック」はお門違いです。円ウォンチャートは円が安くなってウォン高方向に動いています


↑日本円ウォンはウォン高方向に動いています。

石破茂は、「ウォンに対しても円安を進行させた男」といえるかもしれませんが。

もっとも円とウォンの直物はないのでこうなるのですが。

(吉田ハンチング@dcp)

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