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アメリカ人の「中国への好感度」が1978年以来「史上最低」に下がった

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2024年10月24日、アメリカ合衆国『The Chicago Council on Global Affairs』(シカゴ国際問題評議会)が興味深いリポートを出しました。

タイトルは「American Views of China Hit All-Time Low」(アメリカの中国に対する評価が過去最低に)です。

米中関係の今後の最優先課題は、「戦争回避」と「技術的優位の維持」です。

トランプ政権時代に始まった米中の貿易関係の再構築は、現在では経済・軍事の影響力を巡る広範な競争へと変化しました。

シカゴ・グローバル・アフェアーズ協会とIpsosが行った調査(2024年の年次調査を含む)によると、中国に対するアメリカ人の評価は1978年以降で最低に達しています。

多くのアメリカ人は、中国の影響力拡大を制限すべきだと考え、米中貿易が米国の安全保障を弱めると感じています。しかし、米中間の戦争のコストの大きさを意識しており、「軍事衝突の回避」を米中関係の最優先目標としています。

主要な調査結果
中国に対するアメリカ人の評価は過去最低で、0~100点の温度計(feeling thermometer)で26点(2022年の32点から減少)。

55%のアメリカ人は「合衆国は中国の影響力拡大を制限すべき」と考えており、40%は「友好的な協力と関与が必要」と回答。

米中関係の最優先目標については、

軍事衝突の回避……69%
米国のハイテク優位維持……60%
「アジアで中国が米国より影響力を持つ」……49%

56%は「米中貿易は米国の安全保障を弱める」と懸念(39%は強化すると回答)。

⇒参照・引用元:『The Chicago Council on Global Affairs』公式サイト「American Views of China Hit All-Time Low」

中国は国際法を守らず、自国に都合の良い屁理屈を並べて、自由主義陣営国の秩序を破壊しようとしています。

このような国に好感など抱きようがなく、アメリカ合衆国の皆さんの「中国への好感度」が史上最低まで落ち込んでも当然です。

次期大統領選挙の投票日はすぐそこまで迫ってきましたが、誰が大統領になっても米中の対立は続きます。

国民に意見が反中国で一致していますし、国民の代表たる上下院の議員の皆さんもまた、超党派で「反中国」の姿勢は変わらないからです。

(吉田ハンチング@dcp)

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