中国がすっとぼけ戦術に出ました。
北朝鮮軍がロシアに派兵されたことについては、韓国の国情院が妙に詳しい情報を出し、欧州でも定見となり、アメリカ合衆国ホワイトハウスも認めました。
ロシアを支援している中国が知らないハズはないのですが、中国の外交部は2024年10月24日の定例記者ブリーフィングにおいて、以下のように記者からの質問に答えました。
韓国『聯合ニュース』記者:
最近、韓国の情報機関が、北朝鮮がロシアに派兵するために兵力を移動していると報じました。また昨日、アメリカ合衆国とNATOは、北朝鮮がロシアに派兵している証拠があると述べました。
さらにイギリスも、北朝鮮がロシアに派兵を開始する可能性が非常に高いと指摘しています。
22日、韓国大統領府の高官は、今後、防御的な武器のウクライナへの支援を段階的に検討するとしつつも、北朝鮮があまりに過激な行動を取れば、最終的には攻撃的な武器の支援も考慮すると発言しました。
中国側は、北朝鮮のロシア派兵をどう考えますか?
また、この派兵が長期化するウクライナ危機に新たな局面をもたらすことについて、中国側の見解をお聞かせください。
第1の質問についてですが、中国はその件に関して把握していません。
第2の質問について、中国のウクライナ危機に対する立場は一貫して明確です。各方面が事態の緩和を推進し、政治的解決に向けて尽力することを望んでいます。
中国外交部の報道官は「北朝鮮軍のロシア派兵なんて知らないっス」とばっくれました。
ウラで物的支援を行っているくせに「各方面が頑張って政治的に解決しましょう」と、こちらも「関係ないっス」とばっくれました。
「ええ根性しとるなワレ」と言いたいくらい鉄面皮な態度です。
(吉田ハンチング@dcp)