2020年08月、09月、外国人投資家が中国の上海A株市場からの大きく資金を純流出させたことが分かりました。「純流出」ですので、「買収金額-売却金額」がマイナスでつまり「売り越し」です。金額は以下です。
2020年08-09月純流出金額
08月:20.3億元
09月:327.73億元
小計:348.03億元
08月:20.3億元
09月:327.73億元
小計:348.03億元
約350億元(約5,517億円:「1元=15.76円」で換算)の純流出です。
09月には『ファーウェイ』(Huawei:華為技術)へのアメリカ合衆国の制裁措置が発動され、また中国最大の半導体メーカー『SMIC』(Semiconductor Manufacturing International Corporation:中芯国際集成電路製造)が合衆国商務省の「エンティティーリスト」に掲載されるという報道が出ました。
合衆国との中国の対立が深化していますので、無理はありませんがしかし巨額の資金流出です。
ちなみに、09月の「348.03億元」という純流出金額は、「上海・深セン・香港ストックコネクトの開設以来三番目の大きさ」とのこと。
上海A株市場は痛撃を受けました。
(吉田ハンチング@dcp)