おススメ記事
広告

韓国は「流動性の罠」にかかったか。浮動資金「1,198兆」でも回らない

広告

韓国では新型コロナウイルス騒動による実体経済の悪化をなんとかするために、韓国政府、『韓国銀行』、金融基機関がじゃぶじゃぶお金を回しています。

2020年07月末時点で「M2約3,093兆ウォンに達するほどでです。

しかし、景気の悪化を食い止めることはできていません。何度もご紹介していますが、このじゃぶじゃぶの資金が消費や企業の投資に回っていません。

韓国メディア『毎日経済』にこのお金じゃぶじゃぶの件について興味深いデータが出ました。

11日、『毎日経済』が『韓国銀行』と金融投資協会の統計を分析した結果、市中の浮動資金は1,198兆ウォン(07月末基準)で、前年同期比23.7%229兆8,000億ウォン)急増したことが分かった。

増加率と増加額の両方歴代最大値だ。

浮動資金は、現金通貨、要求沈殿物、随時入出式貯蓄性預金、マネー・マーケット・ファンド(MMF)、資産管理口座(CMA)を合算した金額で、市中の流動性のうち、特に現金化しやすい資金を意味する。

昨年11月に1,011兆ウォンを記録し、史上初めて1,000兆ウォンを超えた後、8カ月ぶりに200兆ウォン超増えた。

⇒参照・引用元:『毎日経済』「コロナ動脈硬化…230兆開放されても使わない」

赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)

浮動資金が約230兆ウォン増え、「1,198兆ウォン」もあるのにお金が回っていないのです。

同記事は、韓国が「流動性の罠(わな)」に陥っているのではないか、と指摘しています。

「流動性の罠」については随分前にご紹介したことがありますが、至極簡単にいえば以下のようなことです。

景気が悪くなったときには金利を下げてお金の流通量を増やしますが、異常な低金利下ではいくらお金の流通量を増やしても効果なしという状況になります。

これが「流動性の罠(liquidity trap)」です。

それを証拠づけるように企業の投資は伸びていないのです。同記事では以下のように述べています。

(前略)
今後も流動性の罠の懸念は続く見通しだ。

08月に入ってコロナ19拡散に再び火がついたのに加え、企業の生産・投資が不振を続けているからである。

統計庁によると、08月にも、全産業の生産指数は前月より0.9%下落しており、設備投資も4.4%後退した。
(後略)

韓国が流動性の罠に陥ったなら景気の回復には非常に時間がかかると見なければなりません。

M2は市中にあるお金の量を示す指標です。

「流動性の罠」とは?
景気が悪くなったときには金利を下げてお金の流通量を増やす、というのはまっとうな方策です。しかし、異常な低金利下ではいくらお金の流通量を増やしても効果なしという状況になります。これが「流動性の罠(liquidity trap)」です。...

(松田ステンレス@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました