永遠に価格が上がり続けるものはありません。中国で「いよいよ不動産バブル崩壊か!?」という話が出ております。ハンセン本土不動産指数が09月25日に大暴落したのは耳に新しいところです。
これは中国の地方主要都市(北京・天津・上海といった主要都市ではすでに規制が入っており、それが拡大)で住宅購入、また転売の規制が強化されたためもあってのこと(不動産購入から2-3年以内の転売は禁止)。これまで不動産転がしで儲けてきた手管が使えなくなり、また業者の資金到達も難しくなっていますので、中国の不動産価格の上昇は沈静化に向かうものと考えられます。
つまり、中国の不動産バブルがこれより膨らむことは考えにくい情勢です。問題はどのように着地させるかです。本格的な値崩れがあるとすればこれからですが、すでにその兆しはチャートに示されていると考えなければならないでしょう。
⇒データ出典:『FINANCIAL TIMES』「HANG SENG MAINLAND PROPERTIES INDEX」
https://markets.ft.com/data/indices/tearsheet/charts?s=HSMPI:HKG
(柏ケミカル@dcp)