中国・山東省の化学工場で大爆発。

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2025年05月27日11時57分頃、山東省高密市にある化学工場で大爆発が発生しました。

中国語メディア『澎湃新聞』の報道によると、これは『山東高密友道化学有限公司』で起こった事故。

現場には濃い煙が立ち込め、キノコ雲が立ち上がりました。空一面に煙が広がり、衝撃波で数キロ先のガラスが割れた、とのこと。パイプラインからは正体不明のガスが漏れ出した――という情報もあります。

中国本土の『抖音』(Douyin)には多数の動画が投稿されています。このうちのある動画では、作業服を着た2人の作業員が顔中血だらけで車に座っている様子が捉えられています。


↑化学工場で発生した大爆発で濃い雲がたなびき数キロ先から見えるほどでした。

この『山東高密友道化学有限公司』は『豪邁グループ株式有限公司』の子会社で、2019年8月に設立され、濰坊市高密仁和化学工業園区に位置します。土地面積は約700ムーで資本金は10億元、従業員は300人余り――となっています。


↑爆発の衝撃波で割れたガラスです。

また、高効率・低毒性農薬および専用中間体に注力し、農薬・医薬品および関連の精密化学中間体製品の連続フロー技術の開発、製造、販売を行っている。現在の主力製品にはクロラントラニリプロール原薬(農薬の有効成分:筆者注)およびその中間体などが含まれる――となっています。


↑2025年05月01日に発生した化学工場の爆発事故。

実は、2025年05月01日には同じ山東省、『中化集團旗下魯西化(中化集団魯西化工)』の化学工場で大爆発、火災が発生しています(山東省聊城市)。

過酸化水素の生産施設で爆発事故が発生し、5人が死亡、1人が負傷、さらに1人が行方不明となりました。

火災が発生した工場は濃い煙が空高く立ち上り、住民によると爆発音が聞こえ、その後工場で火災が発生し、消防が現場に駆けつけて火を消し止めた――とのこと。

俗に「チャイナボカン」などといいますが、想像のはるか斜め上の事故が起こるのが中国です。日本人は絶対に行かないほうがいいのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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