2024年08月19日、中国・成都であわや民衆暴動という騒乱がありました。
午後5時頃、露天商を取り締まろうとした公安(警官)が露天商の1人に暴力を振るい、別の1人に手錠を掛けて連行しようとしました。
しかし、周囲にいた皆さんが抗議に集結。パトカーは逃走を計ったのですが、多くの人が急速に集まって、回りを取り囲みました。
「逮捕した露天商を釈放しろ、露天商の負った被害を弁償しろ」などと非難の声が上がり、警察も抗しきれませんでした。
逮捕された露天商の人は解放されましたが、「手錠」を片方腕に付けたまま、パトカーの屋根に上がり、非難の声を上げた皆さんに強くアピールしました。住民は彼に歓声の声で応えました。
↑解放された人はパトカーの屋根に上り、声を上げました。腕には片方だけ手錠がついたままです。
この騒ぎは午後10時くらいまで続き、負傷した露天商の人を病院に搬送した後、住民は徐々に解散した――とのことです。
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↑『X』に上がった本件の動画。
中国ではもう人々は限界です
先にご紹介したとおり、2024年08月12日、中国浙江省杭州市で、テイクアウト商品を配達するドライバーと公安がにらみ合うという事件がありました。
中国は経済が傾いて失業率が上昇し、食べていくのも大変という人が増加しています。公安が強権でやっと生活している人をいじめると「もうオレたちは黙っていないぞ」と抵抗する例が増えてきました。
中国の皆さんはもうそろそろ「限界」なのです。中国共産党がさらに強権を発動して民衆を迫害するなら、反発の強度は増すでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)