2026年01月01日、韓国の産業通商資源部が「2025年12月の輸出入動向」のデータが出ました。
先にご紹介したとおり、産業通商資源部が2025年に年間輸出額7,000億ドルを達成――と発表。このご注進を受けた韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、産業通商資源部にピザを約20枚送って功を労いました。
7,000億ドルといっても「具体的にいくらなの?」だったのですが、今回の公表で明らかになりましたのでご紹介します。以下をご覧ください。
2025年12月
輸出:695億7,500万ドル(13.4%)
輸入:573億9,500万ドル(4.6%)
貿易収支(輸出 – 輸入):121億7,900万ドル2025年01~12月
輸出:7,096億9,300万ドル(3.8%)
輸入:6,316億6,800万ドル(-0.02%)
貿易収支(輸出 – 輸入):780億2,500万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 産業通商資源部』公式サイト「2025年の年間および12月の輸出入動向」
ご注目いただきたいのは、12月単月の輸出額が対前年同期比で「13.4%」も伸びていることです。
理由は簡単で半導体が異常なほど伸びたからです。以下が15大輸出品目の金額と対前年同月比の増減です。
品目 輸出額(億ドル) 増減率 半導体 207.7 +43.2% ディスプレー 14.9 +0.8% 無線通信機器 16.9 +24.7% コンピューター 20.5 +36.7% 自動車 59.5 -1.5% 自動車部品 18.3 -2.1% 一般機械 42.3 -2.0% 船舶 30.3 -2.0% 石油製品 42.3 +6.8% 石油化学 35.4 -8.6% バイオヘルス 15.5 +22.4% 家電 6.0 -1.4% 繊維 8.8 -0.9% 鉄鋼 24.8 -10.7% 二次電池 7.2 -12.8% 合計 695.7 +13.4%
上掲のとおり「半導体」の輸出金額が対前年同期比で「43.2%」も増加しているのです。
これで、暫定版ながら01~12月が締まりました。主要貿易地域別の輸出がどうなったかを見てみましょう。まず対中国貿易です。
対中国貿易(2025年01~12月)
輸出:1,308億800万ドル(-1.7%)
輸入:1,419億3,500万ドル(1.5%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-111億2,700万ドル
2025年も対中国貿易は大赤字「約-112.2億ドル」でした。対中国貿易での貿易収支の推移を見ると以下のようになります(通関ベースであることに注意してください)。

韓国の対中国貿易収支は2022年にぎりぎり黒字になりましたが、2023年に赤転し、これで3年連続の赤字です。かつては対中国貿易で556億ドルも黒字だったのですが、とてもそんなことはできなくなりました。
次に対合衆国貿易です。
対合衆国貿易(2025年01~12月)
輸出:1,205億2,700万ドル(-3.8%)
輸入:726億5,100万ドル(1.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):478億7,600万ドル※( )内は対前年同期比の増減
一応、対米貿易ではしっかり利益を出していますが、2024年の対米貿易収支は「556億2,900万ドル」ですから、実に「77億5,300万ドル」も減少しています。
韓国の場合は、十分な貿易収支がないと経常収支の黒字に影響を与えます。半導体頼りが一層進み、合衆国貿易の先行きが不透明になっていますので、主要品目・輸出相手国の多様化が求められます。
もちろん「できれば」ですが。
(吉田ハンチング@dcp)








