2025年06月24~26日にオランダ・ハーグで開催されるNATO首脳会議(サミット)が開催されます。
(恐らく無理からねじこんだ)G7サミットと異なり、このNATOサミットは正式に招待されています。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領時代にこれまで3年連続で正式に招待され、出席しています。もちろん自由民主主義陣営国だと認められたからの招待です。
・2023年07月:ビリニュス首脳会議
・2024年07月:ワシントンD.C.(75周年記念)首脳会議
※ただし1回目に招待されたのは、当時の韓国大統領としての文在寅。政権交代が行われたので尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が出席しました。
アメリカ合衆国のバイデン大統領(当時)も、合衆国に招き国賓待遇で尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領をもてなしました。きちんと晩餐会を催し、興に乗った尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が生バンドをバックに美声(?)を披露したほどです。
↑「アメリカン・パイ」を歌った尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領
↑バイデン大統領の昼食会でクラブケーキを出されたのは文在寅。裏が取れませんが、韓国側から「日本の菅義偉首相に振る舞われたハンバーガーよりもいいものを……」と要求してクラブケーキになった――という話があります(真偽不明)。

合衆国からの扱いが2人の大統領でかくも違うのは――、
尹錫悦(ユン・ソギョル):韓国は自由民主主義陣営国側だと名言した。
文在寅:親北朝鮮側に立ち「日本が悪いので米韓の同盟も捗りません」※とウソばかり述べるなど、米韓同盟を毀損する態度だった。
――という差があったからです。

韓国がNATOサミットに招待されるようになったのは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の功績といってもいいのです。
韓国人が大好きな「国格」(こんな言葉は日本にはない)が上がったのですから、韓国はもっと喜び、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に感謝すべきでしょう。
パートナーシップ:
平和のためのパートナーシップ:アルメニア、アゼルバイジャン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジョージア、アイルランド、カザフスタン、キルギス共和国、マルタ、モルドバ共和国、ウクライナ、ウズベキスタン、オーストリア、ロシア*、セルビア、タジキスタン、トルクメニスタン、ベラルーシ*、スイス地中海対話:アルジェリア、エジプト、イスラエル、ヨルダン、モロッコ、モーリタニア、チュニジア
イスタンブール協力イニシアチブ:バーレーン、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦
グローバル・パートナー:アフガニスタン*、オーストラリア、コロンビア、イラク、日本、韓国、モンゴル、ニュージーランド、パキスタン
その他の国際機関:主に国際連合、欧州連合、欧州安全保障協力機構(OSCE)
※パートナー国は加盟国と同等の意思決定権を有していません。
上掲は「NATO」の公式サイトからの引用ですが、韓国は「グローバル・パートナー」に名を連ねています。
李在明のばかな選択! そんなヤツ派遣してどうするんだ
それはともかく、韓国の大統領室によると、大統領室安保室長に就任した魏聖洛(ウィ・ソンラク)さんが代理で派遣されることになった――とのこと。
Money1でも先にご紹介したとおり、この魏聖洛(ウィ・ソンラク)というのは――、
1954年生まれ。元外交官で、1979年から2015年まで約36年間にわたり外交官として勤務。 主に北米担当を務め、6者会談交渉団長(北核交渉)、さらに駐ロシア大使を歴任。
退官後は国立外交院の兼任教授などを務め、2024年5月の総選挙で共に民主党の比例代表議員に当選。
――という人物です。
韓国の極左新聞『ハンギョレ』がどのように評しているかというと「36年間の北核・4強外交現場経験を活かした戦略家」とし「実用的・バランス外交の旗振り役として期待」です。
韓国メディアでは、なぜか「実用外交」なる言葉がまるで良き内容であるかのように書かれていますが、要するにこれは「コウモリ外交」です。
李在明(イ・ジェミョン)さんの言葉どおり「あっちに謝謝、こっちに謝謝」でガラをかわそう――というものに他なりません。
今回参加するのは、「NATO」の首脳会議です。自由主義陣営国の軍事同盟のTop会議です。
真正面からの敵である無法国家・ロシア、また中国、北朝鮮と対峙しなければならない最前線の組織の会議なのです。
北朝鮮はウクライナフロントに派兵しています。中国は裏で軍需資源を提供している――といわれています。
このような状況で行われる会議に「実用外交・バランス外交の旗振り役」を派遣する――というのです。
ばかなのでしょうか。
韓国はこれで自由主義陣営国からの信用をなくすでしょう。もっとも「あっちにも謝謝、こっちにも謝謝」という韓国の態度を知らしめる場にはなるはずです。
何より重要な点は、せっかくトランプ大統領に会う機会だったのに自らそれを潰したことです。
(G7サミットのように途中で帰る可能性はあるものの)現時点ではトランプ大統領が出席する可能性は高いので、これも李在明(イ・ジェミョン)さんの失策でしょう。
李在明(イ・ジェミョン)さんが、自由主義陣営国(特に合衆国)から「踏み絵を踏まされる」のを恐れた――という可能性はあります。
――だとしたら、それはそれで小賢しいというほかなく、「何が文化5大強国だよ」です。
(吉田ハンチング@dcp)