アメリカ合衆国のトランプ大統領によって、2019年09月に大統領補佐官を解任されたジョン・ボルトンさん。ボルトンさんの書いた回顧録があちこちで波紋を広げています。
いち早く入手したらしく韓国のメディアからも同書内の記述について批判が挙がっています。
2020年06月22日、韓国メディア『毎日経済』に「【独占】ボルトン『日韓葛藤、文大統領が自分の目的のために問題化』と妄言」という興味深い記事が出ました。
同記事の中から一部を引用します。
「日本を問題化するのは日本ではない。自らの目的のために文在寅(ムン・ジェイン)大統領本人が日本を問題化するのだ」
ボルトン前ホワイトハウス安保補佐官が文大統領を「統合失調症の患者のような」(Schizophrenic)と比喩したのに続いて、文大統領が日韓の対立を政治的に利用するという妄言(上記「 」のこと」:筆者注)を吐き出し、波紋が広がっている。
日韓葛藤の歴史的構造と日本の絶え間ない挑発問題を認識していない回顧録で、韓国の指導者が内部の問題を払拭するために日本との対立を起こす、という式の主張をしたものである。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「【独占】ボルトン『日韓葛藤、文大統領が自分の目的のために問題化』と妄言」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
全くボルトンさんの指摘どおりではないでしょうか。さらに、以下のような箇所があります。
ボルトンは、
文大統領が「慰安婦問題などが結び付いた1965年の日韓協定を正すために努力している」とトランプ大統領に発言したことについて、
「私の視点はこうだ。他の韓国の政治指導者たちと同じように、文大統領は韓国内の問題が困難になるとき、日本を問題化しようと努力している」
と、陰謀論を提起した。
こういうのは陰謀論とはいわないでしょう。次のように続きます。
さらに何の根拠もなく
「文大統領は(トランプ大統領に) 『過去の歴史、未来の関係を妨げてはならないのに、日本が過去の問題を問題化する』と言ったが、
歴史問題を提起するのは、日本ではなく文大統領である。彼は自身の目的のため問題化するのだ」
と主張した。
同記事の記者は大変に憤慨した書きぶりですが、日本人の多くはボルトンさんの指摘は正鵠を射ていると思うのではないでしょうか。
ボルトンさんの回顧録は06月23日発売です。楽しみですね。
(柏ケミカル@dcp)