韓国の国家債務について、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)が非常に悲観的な見方をしていることを先の記事でご紹介しました。
これを受けたかのような記事が『Bloomberg』に出ました。
『IMF』の韓国ミッションチーフであるAndreas Bauer(アンドレア・バウアー)さんに取材したもので、同氏によれば、
(前略)
「韓国は、強固な製造業と質の高い労働力を含む強固なファンダメンタルズにより、当面の債務は管理可能であるが、高齢化に伴う医療費やその他の負債が今後の懸念材料となる」
「韓国は、強固な製造業と質の高い労働力を含む強固なファンダメンタルズにより、当面の債務は管理可能であるが、高齢化に伴う医療費やその他の負債が今後の懸念材料となる」
(中略)
「後に人口高齢化による追加負債が発生したときに、債務が爆発しないようにするために、財政政策を長期的な枠組みで行うべきです」
(後略)
⇒参照・引用元:『Bloomberg』「Korea Should Guard Against Debt Exploding on Aging, IMF Says」
まず、
2026年に韓国の国家債務は対GDP比69.7%に増加する
と『IMF』が予測しているというのが1つ。韓国の国家債務の伸びはG20平均を上回るのです。
韓国は2020年から人口の自然減少局面に入っており、日本などよりはるかに速く老いていく国です。ここまでは、「低負担・低福祉」できたのですが、それでも社会保障の基金は急速に財源の枯渇に向かっており、基金で賄えないぶんは政府が負担し、その重みにもはや耐えられなくなりつつあります。
2050年:人口の約40%が65歳以上
となることが確実視されているのです。このような未来が確実な状況で、(負債を急増させていますが、このまま突き進んで)債務の負担に韓国が耐えられるのかという話です。
(吉田ハンチング@dcp)