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「中国の米国債の保有額」343億ドル増加。再び8千億ドル超え

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2024年02月15日、アメリカ合衆国の財務省は「合衆国公債の主要ホルダーの保有額」を公表しました。中国の保有額は8,163億ドルで、11月の7,820億ドルから343億ドル増加しました。

2022年01月から2023年12月までの推移を見ると以下のようになります。

2023年10月の「7,696億ドル」を底に2カ月連続の増加です。「中国は合衆国公債の保有を8千億ドル以下に減らすかもしれない」という合衆国への脅しを裏切り、再び増加させました。

外貨資産を合衆国公債で保有していると、合衆国と戦争になったとき、ロシアのように「資産凍結」の憂き目に遭う可能性があります。Money1でもしつこくご紹介しているとおり、中国は金の保有量を異常に積み上げていますが、これも脱米国の動きの一つと見られます。


↑中国の金の保有量(単位:万トロイオンス)の推移。

2024年01月時点で、中国は「7,219万トロイオンス」(約2,245トン)の金を保有しています。上掲のとおり、金の保有を異常なほど積み増しているのです。

ただし、金には金利はつきません。

金で保有していてもタンス預金を同じで増えません。しかも金の市場は小さくてスグに変動します。

中国が外貨資産をどのような持ち方をするのかは、なかなかの見ものです。

(吉田ハンチング@dcp)

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