韓国ウォンの対ドル安値進行が続いており、2025年12月19日(金)は、なんとか「1ドル=1,479ウォン」で締まりました。

1,480ウォン突破が懸念されていたのですが、寸前で止まった形です。
この通貨安状況で、またぞろ「合衆国との通貨スワップがいる」論がメディアに出ています。
ここまでくると、まさに「通貨スワップカルト」ですが、合衆国とのドル流動性スワップを渇望しても締結の可能性はありません。
韓国とドル流動性スワップを締結しても、合衆国にとって何の得もないからです。
韓国メディア『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引用します。
最近、ドルウォン為替レートが急速に上昇する中、「外為の防波堤」と呼ばれる通貨スワップを、合衆国などの基軸通貨国と締結すべきだという主張が力を増している。
通貨スワップとは、ウォンを相手国に預け、あらかじめ定めた為替レートで相手国通貨を借り入れる契約である。自国の外貨が不足した際に、市場への衝撃を防ぐ防波堤の役割を果たす。
韓国は合衆国と2008年および2020年に、時限的に通貨スワップを締結しており、4年前に契約が終了した状態だ。
韓米投資交渉の際、韓国政府が合衆国に無制限通貨スワップを提案したと伝えられているが、成立しなかった。
現在、韓国はスイスおよび日本と通貨スワップを締結しているが、両国との契約も来年3月、11月と相次いで満期を迎える予定だ。専門家らは「主要国との通貨スワップは、規模に関係なく存在自体に意味がある」「有事に備えて通貨スワップを確保する必要がある」といった指摘をしている。
(中略)
現政権は、合衆国と3,500億ドル規模の投資ファンドを交渉する過程で、米国側に無制限通貨スワップを提案したと伝えられている。
しかし米韓投資協定に通貨スワップは含まれなかった。
魏聖洛(ウィ・ソンラク)大統領室国家安保室長は、去る10月の記者懇談会で「無制限通貨スワップを米国財務省に提案したことはあるが、現在進展はない状態だ」と述べた。
一方、合衆国は日本とは2008年に通貨スワップの「上限」を撤廃して以降、これを維持している。
合衆国はこのような無制限通貨スワップを、EU、スイス、英国、カナダとも結んでいる。
いずれも現在の基軸通貨国、あるいは過去に基軸通貨を保有していた国々だ。これらの国の通貨は、国際決済でドルに次いで多く利用されるため、担保価値が高い。
また、日本などは米国債などドル建て資産を多く保有しているため、合衆国の立場から見てもドルを供給する必要がある。
韓国は、合衆国が直ちに無制限通貨スワップを締結する優先順位が低い国だという分析が優勢だ。
(中略)
韓国は現在、基軸通貨国のうち、日本およびスイスと時限的通貨スワップを結んでいる。
いずれも来年に満期を迎える。
もし両契約がすべて終了すれば、韓国が基軸通貨国と締結している通貨スワップはなくなることになる。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「[경제포커스] ‘외환 방파제’ 통화스와프, 미국과는 4년 전 종료… 내년 일본·스위스도 잇따라 만기」
ドルが出る「打ち出の小槌」ではない!
韓国メディアは相変わらず「基軸通貨」の意味がおかしいですが、それは置いても、合衆国から見て韓国がドル流動性スワップを締結する優先度が低い国――という認識は正しいですし、自分でも分かっているわけです。
ドル流動性スワップは――『FRB』自身が説明していますが――合衆国が金融不安に巻き込まれないための安全装置であって、他国の金融リスクを背負うためのものではありません。
血盟だから助けてくれ、あるいは合衆国に投資するから助けてくれ――みたいなものではないのです。韓国は甘ったれた国であるため「お金は他人」なのが分かっていません。
はっきりいえば、日本が韓国と締結している通貨スワップも、日本円ではなく「ドルを恵んでやる」という韓国を甘やかした内容です。
恩を施しても感謝をする国ではないので、契約の満期が訪れたら、少なくとも「提供するのは日本円」という内容まで改定するべきです。
そもそも通貨スワップというのは、自国通貨同士を融通し合う(交換する)ものなのですから。
世界最悪の反日国家を甘やかす意味が分かりません。
(吉田ハンチング@dcp)





