定点観測です。
2025年03月11日、韓国の関税庁が「2025年03月01~10日の輸出入の現況」を公表しました。
以下をご覧ください。
2025年03月01日~10日
輸出:138億7,200万ドル(2.9%)
輸入:159億1,800万ドル(7.3%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-20億4、600万ドル2025年01月01日~03月10日
輸出:1,155億600万ドル(-4.0%)
輸入:1,151億9,800万ドル(-2.0%)
貿易収支(輸出 – 輸入):3億800万ドル※( )内は対前年同期比の増減:以下同
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2025年03月01~03月10日の輸出入の現況」
03月は最初の10日間で「貿易赤字:20億4,600万ドル」となりました。毎度のことですが、月初は赤字から始まるので、これは特に問題ではありません。たいてい最後の10日間でひっくり返すので、注目は最後にどう締まるのかです。
主力輸出品目の輸出入の実績が以下です。ご注目いただきたいのは半導体です。
↑黄色のマーカーが半導体の輸出です。2025年03月01~10日
半導体輸出:27億5、100万ドル(+0.03%)
まだ10日時点ですが、半導体は対前年同期比で「+0.03%」にとどまっています。
他の主力品目は、小数点一桁までの%表記なのに、半導体だけが小数点二桁の表記になっています。「0.0%」になるのを関税庁が嫌がったとしか思えません。「わずかでも増えてる」とアピールしたかったわけです。
半導体の輸出が拡大しなくなりました。これが韓国にとって大問題です。
では、対中国貿易はどうなっているでしょうか。
以下は主要輸出国・地域と輸出入のデータです。
↑黄色のマーカーが対中国輸出、赤いマーカーが輸入です。対中国貿易(2025年03月01~10日)
輸出:27億100万ドル(-6.6%)
輸入:32億3,700万ドル(4.1%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-5億3,600万ドル
月初で対中国貿易は5.3億ドルの赤字です。どこまで赤字が膨らむのか、こちらも要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)