韓国「風力発電施設を建造するのに中国の3倍時間がかかる」

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韓国では文在寅時代(2017~2022年)にクリーンエネルギー政策に舵を取り、雨後の筍のように太陽光発電・風力発電の施設が乱造されました。

中心となったのは、2017年12月に発表された「재생에너지 3020 이행계획(再生可能エネルギー3020履行計画)」です。

これは――2030年までに発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合を20%に引き上げるという政策でした。

重要なのは、単に太陽光発電や風力発電を増やしただけでなく、政府の政策目標を達成するため、補助金や再生可能エネルギー供給義務化制度(RPS)などを利用して、短期間に大量の発電設備を導入しようとしたことです。

この過程では、山林を伐採して設置された太陽光発電施設、農地転用、土砂災害の危険性、事業者への融資や補助金の不適切な執行など、さまざまな問題が指摘されました。

ただし、太陽光発電と風力発電では、実際の導入速度に大きな違いがありました。特に急増したのは太陽光発電設備です。

2023年07月03日、韓国国務調整室は、電力産業基盤造成事業に関する調査結果を発表しました。

第1次・第2次調査の合計では、次のような数字が示されています。

不正・不適切事例:7,626件
問題が確認された資金:8,440億ウォン

これは、すべてが刑事犯罪として確定したということではありませんが、政府の資金管理に重大な問題があったことを示しています。

具体的には、次のような事例がありました。

・工事費を水増しした虚偽の税金計算書を使い、太陽光発電事業向けの融資を不正に受ける。
・キノコ栽培施設や昆虫飼育施設を装い、実態は太陽光発電設備を設置する。
・公的機関の職員が親族名義などで太陽光発電事業を営み、利益を得る。
・事業許認可の過程で、民間企業と公務員の癒着が疑われる。

監査院は2023年11月、公共機関の職員251人が倫理規定に違反して太陽光発電事業に関与していたと発表しました。

さらに重要なのは、監査院が、政府当局は再生可能エネルギーの導入目標の実現が困難だと認識しながら、政策を強引に推進したと指摘した点です。

太陽光発電施設は、空いている土地に太陽光発電パネルを持ち込んで送電網に接続すれば「太陽光発電施設」と言い張ることができます。そのため、まさに雨後の筍のように太陽光発電施設が乱造されました。

しかし、風力発電施設はそう簡単にはいきません。しかし、風力発電施設もまた乱造され、先にMoney1でもご紹介したとおり、資金不足で維持できず「すでに稼働していない」、また「理由もなく折れた」といった謎の事案も発生しております。

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中国の3倍時間がかかる韓国の風力発電施設造り

風力発電施設について、韓国では中国よりもお金と時間がかかる――という嘆きの記事が出ています。

韓国メディア『ソウル経済』の記事から以下に一部を引きます。

韓国では、洋上風力発電団地を1カ所建設するのに、平均9年以上の時間が必要であることが分かった。

製造業の競争相手である中国では通常3~4年かかるのと比較すると、3倍近い時間と資本が必要になる計算だ。

中国では地方政府が立地を整備した後に事業者を選定する一方、韓国では風況の計測から住民との協議まで、すべて事業者が負担しなければならないために生じる違いだ。

政府も遅ればせながら中国と同様の発電地区制度を導入すると予告したが、最初の入札が行われるのは2029年になる予定であり、現在進行中の事業を手がける事業者の負担を軽減するための努力が必要だとの指摘が出ている。

16日、『ソウル経済』が電力取引所と韓国国内の洋上風力発電事業者が提出した資料を基に、2030年より前に竣工する予定の大規模洋上風力発電事業13件を分析した結果、最初に発電事業の許可を受けた日から竣工まで、平均113カ月が必要だった。

建設工事そのものは24.4カ月あれば十分だったが、環境影響評価や軍の作戦適合性評価などの行政手続きに88.6カ月を費やしていた。

従来の制度では、発電事業の許可を受ける前に、事業者が自ら風況データを1年以上計測しなければならない点を考慮すると、実際の事業期間は10年を大きく超える。

一方、昨年、中国で完了した洋上風力発電事業4件では、事業者の選定から電力網への接続までにかかった時間は、平均わずか41.3カ月だった。

事業者に選定された後、1年程度の準備期間を設け、2~3年かけて発電所の設置を完了するという形だ。地方政府が主導して事業用地を開発したため、事業者が許認可の負担を負う必要がなく、こうした実績が可能になったのだ。
(後略)

⇒参照・引用元:『ソウル経済』「中 4년이면 공사 끝나는데…10년 걸리는 韓 해상풍력」

韓国は「パリルパリル」というスピードを重視する国ですが、中国は速いのに……と現状を嘆いています。

しかし、計画に妥当性があるかどうかは時間をかけて、しっかり査定するというのは悪いことではありません。たたでさえ「おから工事」が盛んな国ですので、きちんと調査してから工事にかかった方がいいのではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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