韓国『LG電子』が2021年第2四半期の業績を発表しました。すでに韓国メディアが報じていますが非常に好調な結果でした。
201年第2四半期『LG電子』
総売上:17兆1,101億ウォン
営業利益:1兆1,128億ウォン
総売上:17兆1,101億ウォン
営業利益:1兆1,128億ウォン
2期連続の営業利益1兆ウォン超えとなりました。会社としては予定どおりの申し分ない結果だったでしょう。
ところが……株価は以下のように大きく下落したのです(チャートは『Investing.com』より引用)。
ちなみに、半導体のおかげで営業利益が大きく膨らんだとメディアで報じられている『サムスン電子』。
2021年第2四半期『サムスン電子』
総売上:63兆ウォン
営業利益:12兆5,000億ウォン
総売上:63兆ウォン
営業利益:12兆5,000億ウォン
営業利益は「対前年同期比:53.4%」も増加しています。しかし、やはり株価は下落したのです。
以下をご覧ください。
上掲のとおり、業績を発表した07月07日は陰線で、『サムスン電子』の株価は全体としてヨコヨコで推移しています。これでは国民株『サムスン電子』に投資した人は不満かもしれません。
しかし、株価というのは得てしてこういうものです。
『LG電子』の場合は、実は今回の結果は証券会社の業績予想の平均値とほぼ同じだったのです。相場は全ての情報を飲み込んで動きます。予想どおりだったので業績発表も好材料とは見なされなかったのでしょう。
この下落にはすでに先の業績予測が加味されていると考えるべきなのです。
(吉田ハンチング@dcp)