誰が中国に投資しているのか?日本の対中国投資は「54%減少」した

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中国への投資は非常にリスキーなものである、と世界各国が認識し始めています。しかし、世界全体での中国への直接投資金額は以下のように増えています。


記事末の『JETRO』のデータからMoney1でグラフ化しました。

2016年の「1,260.0億ドル」(約13兆9,129億円)から2020年の「1,443.7億ドル」(約15兆9,413億円)まで右肩上がりで上昇しています。

以下のグラフを見てください。日本の対中国直接投資の金額推移です。

日本は2012年の「73.5億ドル」(約8,115.9億円)をピークに中国への直接投資から手を引いています。2014年には「43.4億ドル」(約4,792.2億円)に激減し、2020年には「33.7億ドル」(約3,721.2億円)とピーク時と比較すると54.1%も減少しています。

では、各国の対中国直接投資はどのように推移しているのでしょうか? 以下をご覧ください。

韓国、台湾、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ合衆国の6カ国をプロットしてみましたが、全体に下降傾向にあります。

突出しているのは中国を最大の貿易相手国とする韓国ですが、それでも2019年の「55.4億ドル」(約6,117.3億円)から2020年の「36.1億ドル」(約3,986.2億円)に下落しています。

では、どこが対中国の直接投資を増やしているのでしょうか?

以下をご覧ください。

香港」が中国本土への直接投資を拡大させ続けているのです。

2020年には「世界全体:1,443.7億ドル」(約15兆9,413億円)のうち、実に「1,057.9億ドル」(約11兆6,813億円)が香港からの投資です。

これは「73.3%」にもなります。

中国は借金で経済を回しています。中国への資金流入を止めて締め上げたければ、まず香港への資金流入を止めなければならないのです。

⇒参照・引用元:『JETRO』公式サイト「中国側統計、2020年の日本の対中投資実行額は前年比9.3%減」

(吉田ハンチング@dcp)

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