【半導体戦争】中国「Huawei」新製品が「4G」しかない。5Gの新製品が作れず!

広告
おススメ記事

中国の『Huawei(ファーウェイ)』が2年半ぶりにハイエンドのスマートフォン製品を発表したのですが、驚くなかれ「5G」製品がありません。

この5G普及が進む中、4Gの新製品なのです。


↑P60のスペックシートの記載。「Snapdragon 8+ Gen 1 4G Mobile Platform」となっています。

以下は同じくスペックシートの記載の「ネットワーク」。


↑ネットワークは4Gまで

もちろんこれは合衆国の規制によります。

同社の余承東常務役員は、2022年07月に「『ファーウェイ』は自社でチップを生産する方法がなく、他社のチップを『ファーウェイ』に売ることはできない。5Gの世界的リーダーである『ファーウェイ』が、5G時代に4G携帯を販売している唯一のメーカーであることはジョークだ」と述べています。

『ファーウェイ』創業者の任正非さんは、最近講演で「部品を現地調達のものに置き換えることで、合衆国の制裁を乗り越えてきた」と述べています。

しかしながら、『ファーウェイ』の4G機器の一部も合衆国の技術なしでは製造できない、とアナリストから指摘されています。合衆国の同社に対する制裁は3年以上続いていますが、バイデン政権はさらに締め付けを強化し、ファーウェイへの技術輸出を全面的に打ち切ることを検討しているのが現状です。

そうなった場合、『ファーウェイ』のハイエンドスマホは完全に息の根を止められる可能性があります。もちろん同社は迂回路を探すでしょうが。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました