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中国が必死「中国脱出を絶対に阻止する」決して去ることはできません

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中国の株式市場が低迷しています。中国当局は「世界第2位の経済大国にふさわしい回復を見せるだろう」などと述べていましたが全くそのようなプライスアクションにはなっていません。

面子が丸つぶれな現状なので、中国当局が必死になって裏で工作しているという情報が出ています。

空売りの禁止」です。

「貧すれば鈍す」といいますが、中国はだんだん韓国みたいになってきました。

貸し株を封じて空売り禁止だ!

これは『Bloomberg』などが報じていますが、証券会社などに「貸し株を行うな」と指示している――とのこと。空売りは、証券会社から「売る」ための株式を借りないといけません。

これを封じて、空売りをさせないようにするという手です。

もう何度だっていいますが、そんなことをしても流動性を失うだけです。大賢人エミン・ユルマズさんが指摘していらっしゃるとおり「空売り禁止は下落を遅らせる効果はあります」が、全体トレンドを変えることなどできないのです。

お前らが買って株価を支えろ

もう一つ、中国当局が行っているのは、国営会社に対する「買い支え」の指示です。

18・19日には、下げ幅が大きく縮小したのですが、『Bloomberg』は「中国の大型ファンドなど国営投資会社が自国株の購入に大量に動員された影響だ」と断じています。

ご注目いただきたいのは、上海総合のプライスアクションです。以下のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。

2024年01月18日のローソク足に長い下ヒゲが出ています。一時「2,760.98」まで落ちたのに、終値「2,845.78」と大きく戻しています。また19日もなんとか底を保持しました。

この下げに抵抗する動きが「国営投資会社が自国株の購入に大量に動員された」結果と見られます。

外国人投資家の投げ売りに対抗しているわけですが、面白いことに韓国メディア『毎日経済』が「『中国脱出? 絶対に阻止する』……「空売り禁止令」を下した中国最大の証券会社」というタイトルの記事を出しています。

韓国メディアにここまでいわれる惨状なのです(韓国も空売り全面禁止になっているのに)。

いつでもチェックアウトできます。でも去ることはできません

習近平総書記、李強首相、外交部、商務部が必死になって「中国に投資するチャンス」と喧伝していますが、今さらそんな言説にだまされる投資家はいません。

外国人投資家が金を投じませんし、抜けるばかりなのでなんとかそれを止めようとしています。『毎日経済』の記事タイトル「中国脱出を絶対に阻止する」は中国当局の本音を突いたものでしょう。

イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』の歌詞みたいだと思われませんか。

↑YouTube「Eagles – Hotel California (Live 1977) (Official Video)」

We are programmed to receive,You can check out anytime you like… but you can never leave

「私たちは誰だって歓迎します。いつでもお好みの時にチェックアウトできますとも。でも、決して去ることはできません」

(吉田ハンチング@dcp)

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