「クラウディング・アウト（crowding out）」とは、「押し出す」「締め出しを喰らわせる」という意味ですが、「政府の投資が民間投資を押しのけてしまうこと」を指す言葉として使われます。
政府が財政出動（国債を発行するなどして資金を調達し公的需要を増やす）を行うと、市中のお金がそちらに回ってしまい、金融機関の資金逼迫が起こり、利子が上昇するため民間の投資が減ります。つまり、政府が投資を増やすと、民間の投資が押しのけられてしまうわけです。
このような作用のことを「クラウディング・アウト効果」と呼ぶこともあります。
(柏ケミカル＠ｄｃｐ)
「為替介入」とは？
「為替介入」とは、「為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図るために、通貨当局が外国為替市場で通貨間の売買を行うこと」をいいます。「外国為替市場介入」を縮めた言い方が為替介入で、その正式名称は「外国為替平衡操作」です。日本の場合、為替介入...
「ティッピング・ポイント(tipping point)」とは？
「ティッピング・ポイント(tippingpoint)」は、日本語では「転換点」と訳されます。しかも、その後に大きな変化が起こる転換点です。また「ティッピング・ポイント」については、「それまでは特に影響・変化は見られなかったのに、それ以降は大...
「CLO」とは？ 「CBO」とは？
「CLO」とは「CollateralizedLoanObligation」の略で、「ローン(loan)」、すなわち「貸付債務」を証券化した金融商品で、日本語では一般に「ローン担保証券」と呼ばれます。ややこしい言い回しになって恐縮ですが、この...