「CLO」とは「Collateralized Loan Obligation」の略で、「ローン(loan)」、すなわち「貸付債務」を証券化した金融商品で、日本語では一般に「ローン担保証券」と呼ばれます。
ややこしい言い回しになって恐縮ですが、このCLOは、ABSに含まれるCDOの一種です(上掲図参照)。
ABSは「Asset Backed Security」の略で、「資産(asset)」を証券化したものです。いろんな資産を裏打ちとして証券を発行することができます。
債務(debt)も資産の一種と考えられますから、当然これも証券化、金融商品化が可能なわけです。debtを商品化したものを「Collateralized Debt Obligation」、略して「CDO」、日本語では「債務担保証券」と呼びます。
債務の中の「loan(ローン)」(貸出債権)を証券化した金融商品が「CLO」で「ローン担保証券」。「bond(ボンド)」(債券)を証券化した金融商品が「CBO」です。CBOは「Collateralized Bond Obligation」の略で「債券担保証券」と訳されます。
(柏ケミカル@dcp)