韓国の企画財政部は、2020年韓国の39の公共機関で計3兆ウォンの赤字を出すという予測を公表しました。
この中には、先にご紹介した『韓国ガス公社』『韓国鉱物資源公社』『韓国石油公社』ももちろん入っています。2019年にはなんとか「5,000億ウォン」の黒字だったのですが、これが赤字に転落。
2021年には5.2兆ウォンの赤字に膨らみ、
2022年:-3.4兆ウォン
2023年:-4.6兆ウォン
2024年:-6.0兆ウォン
と推移すると予測されています。
さらに2020年末にはこれら公社の負債総額は「512兆6,000億ウォン」に達するとのこと。
本件を報じた韓国メディア『毎日経済』から一部を引用します。
(前略)
年末基準で39の公共機関の負債比率予想は172.2%で、昨年末167.1%より5%ポイント程度上昇する。利子が伴う金融負債は今年400兆8,000億ウォンに達すると予想した。
(後略)⇒参照・引用元:『毎日経済』「39の公共機関、今年3兆赤字…負債500兆突破の見通し」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
「500兆ウォン」というと、日本円で「約44兆5,000億円」。聞くだけで頭がぼーっとしてくるような金額ですが、これらの借金は詰まるところ税金で返さないといけなくなります。
先にご紹介したように資本金がマイナスになっている公社もあり(しかも放置されている)、韓国の「公社をどうするのか」という問題はまさに焦眉の急。しかし、片付かないのです。
(柏ケミカル@dcp)