韓国に「高尺スカイドーム」というコヤがあります。
先日K-POPコンサート絡みでご紹介しましたが、ドームと名がついていますが、そんなに大きなコヤではありません。野球場として使用する場合は約1万6,600席ですが、コンサートではグラウンド部分にも客席を設置でき、ざっくり2万席前後となります。

韓国の国政監査で、その「高尺スカイドーム」で施工不良が発覚しました。
『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引きます。
(前略)
ソウルの高尺スカイドームや仁川の文鶴競技場など、韓国国内の大型体育施設5カ所が、不十分な補強工事などによって、大雪が降ったり強風が吹いたりした場合、一部が崩壊する恐れがあることが、21日の監査院の監査結果で明らかになりました。監査院は同日、年間観客数10万人以上の大型体育施設25カ所を対象に実施している安全管理実態監査の中間結果を発表しました。
昨年3月、昌原NCパーク球場で開催された野球の試合中に建物の構造物が落下し、観客1人が死亡、2人が負傷した事故をきっかけに実施された監査でした。
監査の結果、ソウル施設公団は2024年、高尺スカイドーム球場の屋根にある鉄骨トラス(三角形の骨組み構造)の接合部計466カ所のうち、23カ所が施工誤差の許容値(15ミリメートル)を超えて折れ曲がっていることを確認していました。
その後、昨年実施した精密安全診断で、トラスの「両側」を補強する方法を提示されましたが、施工会社の意見を聞いただけで、トラスの「片側」だけを補強しました。監査院は「トラス接合部の支持力が不足している状態であることを確認した」と明らかにしました。
また、仁川市は2024年、仁川文鶴競技場(野球場)の安全点検を通じて、屋根を支える鉄骨トラスの鋼管50本が損傷していることを確認していたにもかかわらず、鋼管の補強工事を2028年になってようやく実施する計画を立てました。
昨年と今年の安全点検では、該当するトラス部材を「良好」と評価し、放置していたというのが監査院の判断です。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「지붕 부실 공사한 고척스카이돔, 철근 부족한 전주월드컵경기장 … 감사원 “일부 붕괴 위험”」
高尺スカイドーム: 2025年の精密安全診断で両側補強を提案されながら、施工会社の意見を採用して片側だけを補強し、結果として支持力不足が残りました。
仁川文鶴競技場: 2024年に鋼管50本の損傷を確認しながら、補強工事を2028年まで先送りする計画を立て、2025年と2026年の安全点検では損傷した部材を「良好」と評価していました。
――こういういい加減、ケンチャナヨ精神が事故を招くのです。
(吉田ハンチング@dcp)





