韓国の政治圏の話など、世にもあほらしい事案ばかりで、もはや記事にする気力も起こらない昨今です。

先にご紹介した大邱市の崩落事故が起こった際に、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが「ゴルフに出掛けていました」など、ばっかばかしいことこの上ない話ばかりです。

気力を奮い起こして、ご紹介しておきますが、2026年10月23日、現ソウル市長である呉世勲(オ・セフン)さんの裁判の第二審が結審しました。

↑2026年10月23日、無罪判決を受けた呉世勲(オ・セフン)ソウル市長。
第一審の判決を覆し、「無罪」となりました。
呉世勲(オ・セフン)さんは保守寄り勢力のひとりで、野党に転落した『国民の力』の党員です。
なぜ、呉世勲(オ・セフン)さんが告訴されたかというと、2021年04月のソウル市長補欠選挙において、世論調査の費用を支援者に肩代わりさせた疑い(問題視された金額は「3,300万ウォン」)――が持たれ、裁判となりました。
しかし、そもそも呉世勲(オ・セフン)さんが告訴されたのは本筋である「尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領の奥さん=金建希(キム・ゴンヒ)さんへの特検調査」における別件調査です。
韓国ではいまだに尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領、および関係者への迫害を続けています。これこそが政治検察(ただし特検)です。
呉世勲ソウル市長は別件調査・政治的策謀にかかった

↑政治ブローカーのミョン・テギュン。
呉世勲(オ・セフン)さんの疑惑のネタ元は、ミョン・テギュンというたちの悪い政治ブローカーで、この人物は尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが大統領候補であった頃から「世論調査を操作すること」に関わっていたと見られています。
呉世勲(オ・セフン)さんもそれに巻き込まれたと見ることができます。
呉世勲(オ・セフン)さんは、そもそも今回の事件は金建希(キム・ゴンヒ)特検の捜査対象ではなく、特検による起訴は不適法だと主張していました。
実際そのとおりなのですが、呉世勲(オ・セフン)さんもソウル市長の補欠選挙の際にミョン・テギュンさんに世論調査を依頼したと事実認定され、第一審では有罪判決を受けたわけです。
第一審の判決は、罰金1,000万ウォン、追徴2,100万ウォン――というものでした。
この有罪判決が確定してしまうと、呉世勲(オ・セフン)市長は市長職を失うことになっていました。しかし、第二審で逆転無罪となったことで、首の皮一枚助かったわけです。
――実はここからが本題です。
問題は、呉世勲(オ・セフン)さんが市長職を失い空位になれば、先日大統領秘書を「卒業」した大統領秘書室長の姜勳植(カン·フンシク)さんが、これに立候補する予定になっていることです。

↑大統領秘書室長の職にあった姜勳植(カン·フンシク)さんが「卒業」として花束を受け取っています。
与党になりおおせた『共に民主党』は――李在明(イ・ジェミョン)さんとしては、自分の言うことを聞く人物を地方自治体、しかもソウル市の市長に送り込みたいわけです。

与党『共に民主党』の党首に成り上がった金民錫(キム・ミンソク)さんは、2026年10月15日、同党のYouTubeチャンネル「民主党テレビ」に出演し、「大統領の立場からすれば、信頼して何でも任せられる、万能型の次世代リーダー」と評価し、近く会う予定だと述べました。
去る06月03日に行われた全国同時地方選挙では、『共に民主党』はソウル市長の座を取り損ないました(傑作!)。
特検を使って、呉世勲(オ・セフン)さんを失職せしめ、市長を『共に民主党』の人間に取らせようとしている――と見ることができるわけです。
第二審では無罪判決が出たわけですが、特別検察官側は判決に反発し、大法院(最高裁判所に相当)に上告する方針を表明しています。
――ですから、本件は大法院で最終判断されることになります。

(吉田ハンチング@dcp)






