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韓国「原子炉手抜き工事」溶接免許なしの作業員を投入か?

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2020年04~10月の整備期間を終え、試験運転を行ってみたら原子炉が緊急停止した、韓国・原子力発電所のハンビット5号機(霊光5号機)。現在、事故調査が行われているのですが、容易には信じられないような報道が出ました。

そもそもこの緊急停止は、

・原子炉上部の管クリアランス、84個のうちの2つ(39番・67番)が規格に適合しない材質で溶接されていたこと

・溶接に耐腐食性に優れ、高温にも耐えられる「インコネル690」を用いなかったこと

が原因とされています。問題は誰が「それでいい」と指示したのか、誰がきちんと監視していなかったのかなのですが、先にご紹介したとおり、責任のなすり合いが起こっています。

そこへ、2020年12月11日、韓国メディア『毎日経済』の報道が出ました。一部を以下に引用します。

(前略)
11日、『原子力安全委員会』などによると、04月から10月まで行われた「ハンビット5号機」の整備期間に原子炉上部の84の管クリアランスの保守・溶接作業を行った作業者が有資格だったかどうかを確認している。

いくつかの作業が、溶接関連の資格がない者が行った、また工事に投入される前に行われたという資格試験が虚偽だったという疑惑が浮上しているのだ。

⇒参照・引用元:『毎日経済』「無資格者がハンビット5号機の原子炉を手抜き工事したのか『波紋』」

溶接作業の資格のない人間が作業を行ったかもしれない、その上、そもそも資格試験を行ったということもウソだったかもしれない――のです。もしこれが事実なら、いい加減この上ない話です。

日本の斜め上にはこのような原子炉があるのです。

「管クリアランス」とは制御棒を通すためのパーツと説明されています

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(吉田ハンチング@dcp)

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