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韓国『双竜』労組組合が「従業員の半分を2年間無給休業」案を可決

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破綻して法定管理に入った韓国『双竜自動車』。先にご紹介した労使で立てた再建プランについて労働組合総会で可決しました。

労使合意の条件案

技術職50%、事務・管理職30%1年間無給休業
(会社の状況を見ながら最大この措置を1年間延長する)

賃金削減と福利厚生の中断:2023年06月まで延長(2年間)

役員給与:20%削減

労使団体協約の交渉周期:3年ごと(現行2年)

経営の正常化まで賃金引き上げを行わない関連争議も行わない

技術職の50%と事務・管理職の30%が無給休業となると、4,800人余りの従業員のほぼ半分が該当します。

上掲のような厳しい条件だったのですが、52.1%の賛成多数で可決されたとのこと。ただし、この条件はあくまでもいったんの休職であって、根本的な人員調整ではありません。

ある意味、問題を先送りしたプランです。もし買収がうまくいっても1年後に無給休職の皆さんを職場に戻せるかどうかでもめそうです。

しかしながら、この条件が通ったことで人件費についての計算が可能になります。あくまで一時的なものですが、ほぼ半分に減少した人件費で計算した調査報告書が出るのではないでしょうか。

問題はそれで大丈夫かどうかです。

(吉田ハンチング@dcp)

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