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韓国「株価急落」で阿鼻叫喚。「悪夢のクリスマス」との報道

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先にご紹介したとおり、韓国の有名企業『LG化学』の株価がシャレにならないぐらい下落しています。以下は2021年12月24日の市場が終わった時点でのチャートですが、先の記事よりもさらに下にいきました(チャートは『Investing.com』より引用)。

前日は陽線だったのですが、本日は下落。前々日の終値よりもさらに下の「62万1,000ウォン」で締まっています。

筆者も気付くぐらいですから、実際に投資を行っている投資家の皆さんは阿鼻叫喚状態。

とうとう韓国メディア『朝鮮日報』が「52週最低……『LG化学』株主に『悪夢のクリスマス』」というタイトルの記事を出しました。

「52週」と書いているのは、つまりこの約1年での最安値までいったということです(1年間で上げた分の時価総額を全て失った)。

記事から一部を以下に引用します。

(前略)
個人投資家の間では「私が買えば下がり、私が売れば上がる(私買下、私売上)」という言葉が流行語のように流布されている。

金持ちになりたくて株式投資を始めたが、結局失敗で投資を終えた個人投資家たちの泣訴だ。

今年の年末証券市場では「私買下、私売上」の原則が間違いなく現れている。

まず、私買下

24日、韓国取引所によると、最近1カ月間で個人投資家が有価証券市場で最も多く買った銘柄は『LG化学』(約5,000億ウォン)だった。

KOSPIが3,000のラインを突破し、3,012で締まった24日にも、『LG化学』はむしろ前日より2%下落して「62万1,000ウォン」で終わった。

この日の取り引き中には、一時62万ウォンまで下落し、52週での最安値となって文字どり株主の立場では「クリスマスの悪夢」だった。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「52週で最安値……『LG化学』株主に『悪夢のクリスマス』」

私が買った銘柄は必ず下がるし、私が売った銘柄は必ず上がる」というのは株式取引を始めたばかりの人が必ず一度は思うことではないでしょうか。

中には「オレの売買は誰かに監視されているのではないのか」などという被害妄想にとらわれる人もいらっしゃいます。しかし、それは妄想です。

とはいえ、韓国取引所の「この1カ月で個人投資家が最も買った銘柄が『LG化学』」というデータには驚くしかありません。

この急落で屍累々というわけですので。

「なぜそこにいくかなぁ」という「買い」の動きではありますが、同記事では個人投資家が陥りがちな「私買下、私売上」という心理に対して、専門家からのアドバイスを書いています。

以下に引用してみます。

(前略)
ホン・チュンウクEARリサーチ代表は「豆腐メンタルな個人投資家は、拙速な心を抑えることができる忍耐心を備えなければならない」とし、「いろいろな方法があるだろうが、最も簡単なことは勉強することだ。幸運が自分のものになるまで待つことでもうけのチャンスを捕えることができる」と話した。
(後略)

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「52週で最安値……『LG化学』株主に『悪夢のクリスマス』」

「豆腐メンタルな個人投資家」はなかなか面白いですが、このようなアドバイスが果たして個人投資家に響くかどうか……。

(吉田ハンチング@dcp)

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