上掲は日足のドルウォンチャートです(チャートは『Investing.com』より引用)。株式、FXの取引をされる方には説明するまでもないことでしょうが、およそ「1ドル=1,154ウォン」のレジスタンスラインで揉み、これが機能してウォン安へ跳ね返りました。
投機筋が「ある通貨」を狙って売り浴びせを行うのは、経済状況からいって「その通貨が割高」と判断される局面です。
ジョージ・ソロスの名を一躍高めたイギリスのポンド危機、同時期にスウェーデンを揺さぶったクローナ危機、トルコのリラ、アルンゼンチンのペソなど、いずれもその国の経済状況(金融政策)からいって割高だと判断される通貨が投機筋から狙われました。
さて韓国。韓国の貿易収支を支えてきた大手企業の決算は悪化しており、経済状況はこれから「誰もが分かる形で」悪くなるでしょう。それなのに通貨が割高だったら、投機筋はウォンの売り浴びせに動く可能性があります。そして、「その時」はかなり近い……かもしれないのです。
(柏ケミカル@dcp)
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