韓国「日本の音楽業界はK-POPをベンチマークしている」と主張。

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そうかなあ……という説を韓国メディア『韓国経済』が披露しているのでご紹介します。

まず日本のアーティストが韓国公演を行うことが増えている――として、以下のようなデータをまとめています。

02月 星野源……インスパイア・アリーナ
02月 松田聖子……インスパイア・アリーナ
02月 ONE OK ROCK……蚕室室内体育館
06月 King Gnu……KSPO DOME
08月 Official髭男dism……KSPO DOME
09月 Vaundy……インスパイア・アリーナ
09月 木村拓哉……インスパイア・アリーナ
12月 優里……インスパイア・アリーナ

三点リーダの右に記載したのが公演の場所です。「2026年に1万席以上の会場で公演した、または公演を予定している日本の主要アーティスト」としてまとめているのですが――実は韓国では、1万人以上を収容できる屋内コンサート会場の選択肢が非常に限られています。

日本のように、全国各地に大規模なアリーナが整備されている状況とは異なります。

・インスパイア・アリーナ(仁川・永宗島):最大約1万5,000席
・KSPO DOME(ソウル・オリンピック公園):約1万5,000席規模
・蚕室室内体育館(ソウル):約1万1,000席規模

日本と比較すると「少なっ!」と思われるでしょう。

・高尺スカイドーム(ソウル)コンサート時約2万人……野球場兼用
・蚕室オリンピック主競技場(ソウル)固定席65,599席
(2026年12月まで改修に伴う貸出停止)
・ソウルワールドカップ競技場6万人超……サッカー場兼用、芝生保護の制約アリ

――もあるのですが、このコンサート用施設の選択肢の乏しさが、外国アーティストが韓国に行かない要因の一つとなっています。

韓国からすれば「大規模コンサート会場の不足はK-POP産業の成長を妨げる問題だ」となります。

それはともかく、同記事の興味深い箇所を以下に引用します。

09日、公演芸術統合電算網と業界によると、今年に入って9月までに日本のアーティストが韓国国内で行った公演は143件を記録した。

昨年同期(76件)の2倍近く、2年前(34件)と比較すると4.2倍に達する。

世界トップクラスのスターの独壇場と考えられていた1万席以上の大規模公演会場でコンサートを行った日本のアーティストも、木村拓哉など9組と集計された。

オンラインでもJ-POPが強さを見せている。今年、韓国のYouTube Musicの週間人気曲チャートで「トップ100」にランクインした日本の楽曲だけでも14曲を超える。

映画館では、日本のアニメーション映画『ちいかわ』が先月末の公開初日から興行ランキングの1位を争っている。

今月07日、ソウル・龍山のアイパークモールに設けられた「ちいかわ」のグッズ売り場には、前夜から韓国限定商品を購入しようとする人々が押し寄せ、現場の整理券番号が1,000番を超えた。

大衆文化評論家のイム・ヒユン氏は、「Z世代とアルファ世代を合わせた『ザルファ世代』にとって、K-POPがサブカルチャーとなり、Jカルチャーが主流文化として浮上している状況だ」とし、「日本文化に対する抵抗感がなくなった時代が来た」と述べた。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国経済』「’K팝 성지’ 아레나서 일본어 떼창…음원차트도 J팝 존재감 커져」

「世界トップクラスのスターの独壇場と考えられていた1万席以上の大規模公演会場でコンサート」だそうです。「スケール小さっ!」です。

いかに韓国市場が小さいかがよく分かります。

さらに以下の記述はとても面白いです。

(前略)
一部では、日本の音楽業界がK-POPの世界的な成功戦略をベンチマークしているという分析も出ている。

寸分の狂いもなくそろった群舞、華やかなカメラワークなど、K-POPが成功させた「完成型パフォーマンス」は、今では日本の新人アイドルグループにも見られる特徴となった。

韓国大衆音楽賞の選定委員であるファン・ソノプ氏は、「J-POPのレーベルがショート動画プラットフォームを積極的に攻略することで、韓国の聴衆との距離を縮めた」とし、「ソウル・聖水洞の通りでJ-POPのプレイリストを流している店は、3~4年前には見られなかった光景だ」と述べた。
(後略)

韓国のいう「ベンチマーク」は「パクる」と同義ですから、日本の音楽業界がK-POPをパクっている――と主張しているのです。

大笑いです。Money1でもご紹介したとおり、そもそも韓国のK-POPなるものの源流には、ジャニーズ・メソッドがあるからです。

K-POPはジャニーズメソッドで発展したのではないか
土曜日なので、読み物的な記事を一つ。K-POPの源流と現在に至る道を解説した山本浄邦先生の『K-POP現代史』という面白い本があります。筆者のような音楽的な素養・教養が全くない人間でも、韓国における大衆音楽がどのように発展してきたのかが俯瞰...

ジャニーさんは性的嗜好が一般的ではなかったようですが、多くの男性アイドルを生み出すことに成功し、世の女性(男性も)をワーキャーいわせたことは確かです。

↑『少年隊』をベンチマークしてつくられた韓国の『消防車』。1988年のパフォーマンス。日本・昭和時代のテレビ番組「ベストテン」に演出・カメラワークもそっくりです。

ジャニー喜多川によるエンターテインメントの最高傑作とされる3人組男性グループの『少年隊』がベンチマークされて(大笑い)、韓国の『消防車ソバンチャ』を生んだという流れがあるわけです。

日本の音楽業界がK-POPをベンチマークしている――なるほど。面白い話です。

(吉田ハンチング@dcp)

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