2022年02月24日、ロシアがウクライナに侵攻。当然こうなります。
以下はドル・ルーブルのチャートです(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
ウクライナ侵攻を行った24日、ロシアの通貨ルーブルは「1ドル=85.2806ルーブル」まで通貨安が進行。
日足チャートの上げがずいぶんヒゲになっていますが、一時は「88.9909ルーブル」まで達しました。
前日23日の終値が「81.1453ルーブル」でしたので、1日で「5.1%」もルーブルは対ドルで安くなりました。暴落と呼んで差し支えないレベルの通貨安進行です。
次に株式市場ですが、以下はRTSI指数のチャートです。一般的にはほとんど知られていませんが、ロシア株式市場についての代表的な株価指数です。
ご覧のとおり「742.91」まで下落。前日終値が「1,204」で、24日終値が「742.19」ですので、なんと「38.4%」も下落しました。
まごうことなき大暴落です。
覚悟していたでしょうが、通貨と株価は暴落しました。アメリカ合衆国およびEU、日本も含めて制裁を課すとしていますので、ロシア経済は厳しい状況に追い込まれるでしょう。
一番簡単なのはロシアを決済システムから締め出すことですが、合衆国がそこまで踏み切るでしょうか。面白いのは中国が(自分がやっていることも似たり寄ったりなので)ロシアをかばう発言をしていることです。無法者同士の連帯というところでしょう。
合衆国と中国の新冷戦は、合衆国-中国・ロシアの新冷戦に拡大したと見ることも可能で、なんのことはない冷戦時と基本構造は同じ。以前のようなブロック化に向かうのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)