2020年03月17日(火)は、「韓国株式市場」で「全銘柄の空売り禁止」が導入されて2日目です。韓国株式市場は暴落に見舞われていますので、韓国金融委員会が空売り禁止を実施するのも無理はないのですが、思惑どおりに効果を発揮するのかどうかは別問題です。
17日の株式市場が締まりましたが、KOSPI(韓国総合株価指数)は以下のようになりました(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
空売り全面禁止の2日目も韓国金融委員会の希望どおりにはならず、株安がさらに進行しました。始値「1,640」終値「1,672」で、一応陽線(チャート上を上昇するローソク足のこと)となりましたが、終値ベースで昨日より下がっていますので「下落」です。
先の記事でも取り上げましたが、ここまでKOSPIが値を下げたのは2011年以来のことです。
ちなみに韓国当局ですら「悪意ある」などと指摘することのある「外国人」投資家の売買動向は以下になります。
⇒データ引用元:『finance.naver.com』「투자자별 매매 동향(投資家別売買動向)」
https://finance.naver.com/sise/sise_trans_style.nhn
※上掲データは2020年03月17日15:33現在のものです。
外国人投資家は本日も「1兆ウォン」売り越しました。韓国株式市場の規模からすればかなり大きな金額です。アメリカ合衆国の株式市場が大混乱に陥っているのでその影響もあっての下落ですが、「さすがにここまで落ちると上昇するだろう」というわけで、上掲のとおり「個人」が盛んに株式を購入しています。その購入が報われるといいのですが……。
さて、明日03月18日(水)の韓国株式市場はどのような展開になるでしょうか。ご期待ください。
(野田ステンレス@dcp)