「日本の株式市場は金融政策によって頭を押さえつけられてきた」という認識は、市場関係者に根強くあります。日本政府、また日銀に対して「頼むよ、おい」と言いたいことがあるわけです。
そのため、日本銀行の総裁人事については特に日本人から注視されています。以前Money1でもお伝えしたとおり、高橋洋一先生、田村秀男先生など識者からも辛辣な意見が挙がっています。
そんな中、02月06日の衆議院予算委員会で安倍首相は「黒田総裁の手腕を信頼している。2%の物価安定目標に向けて着実に進んでいただきたい」と発言しました。
現総裁の黒田東彦さんの任期は04月08日までです。安倍首相の発言は「金融緩和政策の継続」についての信認と市場では受け止められたようです。さて、これが「黒田総裁の続投」になるでしょうか?
次期日銀総裁の人事について適当な人が見当たらないのは事実で、次期総裁予測では黒田さんの名前が筆頭に挙げられることが多いのですが……。
(柏ケミカル@dcp)