取材で投資家、またヘッジファンドの中の人に話を伺うことがありますが、多くの人が「日本市場は駄目だなぁ」とおっしゃることが多いのです。今回は、これから投資を始めようと考えている皆さんはもっと海外に目を向けないといけないという件です。
投資を考える際にはリスクを避けるために、
・分散投資を行うこと
・長期的視点持つこと
の重要性を説明されます。特に「長期的視点を持つこと」は非常に重要です。例えば、株式市場に投資を行うと、短期的には価格の変動が生じますが「長い目で見れば確実に資産は増えていく」といわれます。なぜならば、長期的には株式市場における株価は長期的には右肩上がりを続けてきた歴史があるからです。
実際、アメリカのダウ平均株価を見てみますと、
このように1980年からの推移を見ても、短期的に上下動はありますが、その変動を超えて全体的に右肩上がりを続けていることが分かります。これを見ると、長期的には資産はふえていくことも信じられるでしょう。
ところが日本の株式市場が問題です。同様に1980年以降の日経平均株価を見てみますと、
このように全体的に右肩上がりとは言いがたい推移となっているのです。この二つのグラフを比較してみると、日本の株式市場に投資をしても「時間は投資家の味方にはなってくれない」と思わざるを得ませんね。
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(高橋モータース@dcp)