投資業界はとかく片仮名用語が多く初心者投資家は単語の意味を理解するだけで大変です。投資関連のニュースによく登場する「アセット・アロケーション」という言葉も初心者には何のことだかよく分からないのではないでしょうか。
「アセット・アロケーション(asset allocation)」とは、投資のテクニック(時に戦略といわれます)の一つで「資産配分」と訳されます。株式・債券・不動産・現金・貴金属(金・銀・プラチナなど)などに分散して投資することを意味します。
投資家の取れるリスク、望むリターンのレベルを考慮して投資先のポートフォリオを組む投資戦略を「アセット・アロケーション」というのです。
例えば、株式に30%、投資信託に30%、債券に20%、金に10%というように資金を投じる先を分散し、資産を配分しておくのです。もちろんこの配分は時期・市場動向に応じて見直さなければなりません。
「卵は一つのカゴに盛るな」という教えは、分散投資の有用性、リスクを分散することの有益性を説くものですが、「アセット・アロケーション」も同様の考えによります。
(柏ケミカル@dcp)