2021年05月27日、日本とEU(欧州連合)首脳会談が行われ共同声明が出されました。
以下は日本の外務省が出した声明分和訳(仮訳)の一部です。
⇒参照・引用元:『日本国 外務省』公式サイト「第27回日EU定期首脳協議共同声明(仮訳)」
「より安全で民主的で安定した世界のための協力」の中の「21」ですが、
「我々は、東シナ海及び南シナ海における状況を引き続き深刻に懸念し、現状を変更し、緊張を高めるあらゆる一方的な試みにも強く反対する」
「我々は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」
と名指しこそしていないものの、中国の拡張主義・無法な行いに反対する姿勢を明らかにしています。
趙報道官またまた怒る!
これに対して、中国外交部は強力に反発する姿勢を見せました。特に日本について、あの外交部報道官・趙立堅さんの粗野でいささか下品な発言を行っています。中国共産党の機関誌『新華社通信』の報道から一部を引用します。
(前略)
「最近の日本政府は、中国を封じ込めたいという利己的な欲求から、国際関係の基本的な規範を無視しており、さまざまな機会に中国に対する苦情を相次いで出し、『中国の脅威』を誇張して引っ張ってきた」と述べた。(中略)
「台湾海峡の状況を見る限り、両岸の統一は、地域と世界の平和と安定を維持するための最良の答えだ。私は、日本が手を広げすぎて、再び四方八方に火をつけるようなことがないように助言する」
最後は例によって助言などではなく脅迫です。東シナ海・南シナ海を利己的な欲求で支配しようとしているのは中国ですし、この行為は完全に国際法違反です。
日本は中国の脅威を誇張しているそうです。中国の時代錯誤な拡張主義の実態は、いくら誇張しても足りないぐらい――というのが本当のところではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)