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韓国「外貨が足りなくなっているのでは?」外貨準備が55億ドルも減った。

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2024年06月11日に『韓国銀行』が「2024年04月の国際収支統計」を公表しました。先に誤差脱漏が過去44年4カ月で最高に「数字が合わない」となり、「63億5,800万ドルもお金が海外に流出した」と計上されたことをご紹介しました。

今回は「外貨準備の増減」にいきます。

国際収支統計には「外貨準備の増減」という計上項目があります。(現在の第6版では)金融収支の中に組み込まれています。文字どおり、これは外貨準備がいくら増減したかを示しています。

当月はこの外貨準備の増減も異常です。まず、以下をご覧ください。


↑黄色でフォーカスしているセルが2024年04月の外貨準備の増減で、金額は「-55億4,520万ドル」。外貨準備の増減はその性格上、資産の部しか見ていません(つまり資産がいくら増えた・減ったを示しています)。単位は100万ドルです。

⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」

2024年04月は「55億4,520万ドル減少」しています。

えっ! 04月はそんなに減ってなかったよね――と思われる方は鋭いです。Money1でも毎月月初に公表される「前月末時点の外貨準備高」をご紹介していますが――この数字と国際収支統計での数字はそもそも合わないのです(笑)。

その件については以前の記事でしつこくご紹介しましたので、今回は端折はしょります。

2024年04月の「国際収支統計における外貨準備の増減」――55億4,520万ドルの減少は、異常な数字です。減りすぎです。

1980年01月~2024年04月(44年4カ月分)の「国際収支統計における外貨準備の増減」の金額を、少ない方から並べ直すと以下のようになります。


↑「外貨準備の増減」を減少額の大きい順番に並べたところ。2024年04月は、44年4カ月の中で上から10番目に多い。単位は億ドル

⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」

最も外貨準備が減少したのは、韓国通貨危機時の2008年10月で、わずか1カ月でなんと「199.9億ドル」も減少しています。

2024年04月の「-55億4,520万ドル」は上から10番目の外貨準備減少の記録です。毎月の公表よりも国際収支統計のデータの方を信用します。なぜなら、この数字がインチキだったら――もしウソをついていたら、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)から「お前、またウソつきやがったな!」と罵られて、国の信用が世界的に失墜するからです。

韓国は外貨を2024年04月に急速に失ったと考えられます(先の誤差脱漏の件も含めて)。

2022年09月:-147.8億ドル
2022年06月: -58.0億ドル

上掲の表組にある近年の外貨準備減少記録も見逃せません。

あくまでも推測ですが、実は韓国は公表されているよりもずっと外貨保有(ドル)が逼迫しているのではないでしょうか。

日本は岸田政権になってから、(よせばいいのに)韓国にやたらと金融支援を行っています。

よせばいいのに締結した

・100億ドル規模の通貨スワップ(しかもドル-ウォン)

もそうですし、その他にも、

・円建ての外国為替平衡基金債権(略称「外平債)の発行:700億円
・韓国国策銀行『輸出入銀行』に『みずほ銀行』シンジケートローン:8億ドル
・韓国政府系『企業銀行』に『みずほ銀行』コミットメントライン(融資枠)契約:300億円

などがあります。世界最悪の反日国家にお金を恵んでやる義理などないのですが、岸田政権になってから大盤振る舞いです。

2024年06月25日、日本の鈴木俊一財務相が「日韓財務対話」でソウルに赴きます。

韓国が本当に外貨が逼迫しているのなら、また日本がたかられる可能性があります。何が発表されるのか要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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